1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03650180
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Research Institution | Faculty of Engineering, Gifu University |
Principal Investigator |
若井 和憲 岐阜大学, 工学部, 助教授 (50021621)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂井 臣司 岐阜大学, 工学部, 助手 (00021791)
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Keywords | 燃焼 / 着火 / 希薄混合気 / 低質燃料 / 可燃限界 / メタノール / 火炎噴流 / 活性化学種 |
Research Abstract |
昨年度は、低質燃料の代表として希薄な燃料(プロパン、メチルアルコール)を用いた実験により、主燃焼室の1%程度の小さなキャビーティーから水素ー空気予混合気による火炎ジェットにより当量比0.6の燃焼時間を量論比の混合気並に、さらに、水素ー酸素予混合気を用いれば希薄側着火限界以下の当量比0.5の混合気をやはり量論比の混合気並の速度で燃焼させうることを明らかにした。これらの結果を本年度初めにまとめ、1992年国際動力会議(ASME,JSME,CSME共催)において発表した。それらの結果では、水素ー空気をキャビティーガスに用いるときは、キャビティー体積1%程度、噴口径4mm程度が効果的であり、水素ー酸素を用いるときはそれぞれ0.5%、6mm程度が効果的であること、このような燃焼促進法が、メタノールを自動車用燃料として用いるときの大きな問題である、冷間始動に対応できる可能性をも持ち合わせていることを述べた。それにつづき、燃焼促進に主に寄与する因子を探る手始めに、火炎ジェット中の火炎核と既燃ガスの比を着火位置の違いにより変化させて調べ、1992年JSME/KSME合同熱工学会議にて発表した。この結果、ほとんどの条件で、着火位置をキャビティー中央にするのが最も良いことを示した。これだけの結果からは、結局の所、燃焼促進の主因子を明らかにはできず、さらに検討を深めた。すなわち、ジェット速度を一定に保ち、活性化学種濃度を変える実験である。この結果、およびジェット中にプラズマジェット点火による活性化学種を加えた実験を行った結果により、主に寄与する因子は活性化学種より流体的効果であろうと結論した。この結果は、1993年秋に開催される、第7回国際環太平洋自動車工学会議にて発表することになっている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Kazunori WAKAI,Shunske KITO,Shoshi SHIMIZU: "Compastion of Methanol-Air Mixture in a Closed Chamber Ignited by a Pulsed Jet Plurne Hydrogen Flame" Proceedings of International Power Engineering Conference,“ADVANCES in POWER ENGINEERING". 545-550 (1992)
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[Publications] Kazunori WAKAI,Shunske KITO,Shoshi SHIMIZU: "Augmentation of Lean Combustion in a chamber by a Hydrogen-Air Flame Jet (Influence of Location of Igniter)" Proceedings of the Second JSME/KSME Thermal Engineering Conference. 2. 155-160 (1992)
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[Publications] 鬼頭 俊介,若井 和憲 隅田 勲,野村 佳洋: "水素火炎ジェットによる容器内燃料促進" 第30回燃焼シンポジウム前刷集. 478-490 (1992)
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[Publications] Kazunori WAKAI,Shunsuke KITO,Isao Sumida: "Augmentation of Combastion by Hydrogen Jet Flame" Proceedings of 7th International Pacific Congress on Automofive Engineering. (1993)