1991 Fiscal Year Annual Research Report
気中長ギャップの電気的破壊現象におけるファイナルジャンプ領域のモデリング
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03650242
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
常安 暢 福岡大学, 工学部, 教授 (90078634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生澤 泰二 福岡大学, 工学部, 助手 (10131806)
西嶋 喜代人 福岡大学, 工学部, 教授 (40117205)
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Keywords | UHV送電 / 気中長ギャップ / フラッシオ-バ特性 / リ-ダ放電 / モデリング / 絶縁設計 / エキスパ-トシステム / ファイナルジャンプ |
Research Abstract |
2〜30メ-トルの気中長ギャップの開閉サ-ジフラッシオ-バ電圧は、ファイナルジャンプ開始までのリ-ダ放電過程によって決定される。これらのフラッシオ-バ電圧は、サ-ジ電圧波形,電極配置,気象に関係した湿度のような放電条件に著しく依存するため,絶縁設計においては実験で導出されている。また、ファイナルジャンプから完全破壊の期間に流れる大電流とエネルギ-消費は,電力機器の熱的及び機械的性能を決定する重要なパラメ-タであり,これらもまた実験的に導出されている。 本研究の目的は、各種放電条件下のフラッシオ-バ電圧とフラッシオ-バに伴う電流及びエネルギ-消費を高精度に予測できるモデルを確立することである。 初年度として,次のテ-マについて研究を行った。 (1)電圧波形,電極配置,湿度等の放電条件の設定によって,フラッシオ-バ電圧をパ-ソナルコンピュ-タで導出できるエキスパ-トシステムの構築を試みた。このエキスパ-トシステムの有効性は,実験結果との比較により検証している。 (2)0.6メ-トルのギャップ長をもつ棒一棒ギャップのファイナルジャンプから完全破壊に至る大電流と放電電圧を,カ-レントモニタと分圧器を用いて,正確に計測するシステムを完成させた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 西嶋 喜代人,金清 任光,常安 暢: "気中長ギャップでの開閉サ-ジフラッシオ-バ特性の解析に関する統合工学的モデル" 電気学会論文誌B. 111. 644-650 (1991)
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[Publications] 西嶋 喜代人,仲程 拓,生澤 泰二,常安 暢: "UHV送電線気中絶縁設計支援エキスパ-トシステムの開発" 平成3年度電気関係学会九州支部連合会大会論文集. 241 (1991)
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[Publications] 西嶋 喜代人,仲程 拓,常安 暢: "UHV送電線気中絶縁設計支援簡易エキスパ-トシステム" 電気学会放電研究会資料. 125-134 (1992)