1991 Fiscal Year Annual Research Report
有機金属ポリマ-を用いるチタン酸鉛ージルコン酸鉛繊維の合成
Project/Area Number |
03650622
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
余語 利信 名古屋大学, 工学部, 助教授 (00135310)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平野 眞一 名古屋大学, 工学部, 教授 (30016828)
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Keywords | チタン製鉛 / ジルコン酸鉛 / 有機金属ポリマ- / セラミックス繊維 |
Research Abstract |
1.有機金属ポリマ-の合成 ジルコニウム、チタンアルコキシド誘導体および酢酸鉛からポリマ-の合成条件を検討し、チタン酸鉛ージルコン酸鉛(PZT)前駆体ポリマ-を合成することができた。 2.ポリマ-のキャラクタリゼ-ション 1で合成したポリマ-の構造、分子量をそれぞれ赤外吸収、核磁気共鳴、質量スペクトルを用いて調べた結果、分子量が1000程度の前駆体が生成していることが明かとなった。 3.ポリマ-繊維の調製 ポリマ-の溶解度、粘度の温度依存性などについて検討し、ポリマ-の粘度が温度依存性を示し、溶融紡糸によりポリマ-繊維を調製することができた。 4.チタン酸鉛(PT)繊維の合成と評価 ポリマ-繊維を焼成し、焼成過程を熱重量分析、示差熱分析、X線粉末回折法により調べ、結晶化過程過程を明らかにした。焼成過程の制御により、緻密なPT繊維を調製することができた。 以上のように、PTおよびPZT前駆体を新たに合成し、それらの分子量および粘度を制御して、PT繊維を調製することができた。
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Research Products
(1 results)