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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ニワトリ初期胚における性分化機構の解明:雌および雄初期胚特異的遺伝子の検索

Research Project

Project/Area Number 03660073
Research InstitutionTOHOKU UNIVERSITY

Principal Investigator

西森 克彦  東北大学, 農学部, 助教授 (10164609)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 原田 昌彦  東北大学, 農学部, 助手 (70218642)
KeywordsP-450scc / P-450c17 / P-450arom / 3-beta HSD / 17-beta HSD / FSHレセプター / エストラジオール合成
Research Abstract

我々はニワトリの性決定と性分化に働いている遺伝子の探索を行ってきたが、一方ニワトリの性決定と性分化に極めて重要な働きをしていると考えられるエストラジオール合成に関わる酵素群のcDNAをクローニングし、それらをプローブとしてニワトリ初期胚におけるこれらの酵素遺伝子の発現を追跡し、それらの遺伝子の初期胚における発現制御機構を探る為の実験を行ってきた。この結果、新たにチトクロームP-450c17 2種、P-450scc、及びステロイド3βHSDの4酵素のcDNAを得た。またアンドロステンジオンをテストステロンに変換する17βHSDも、ニワトリ卵巣由来cDNAライブラリーよりその候補クローンを得て現在解析中である。さらにエストラジオールを直接合成し前述のホルモン合成系のkey enzymeと考えられるP-450aromに対する誘導ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)のレセプターcDNAも得た。
このうちP-450c17cDNAでは従来型に比べ動物細胞への導入実験において20-30倍強い活性を持つクローンと、17α-hydroxylase活性を残し、17,20-1yase活性のみ失ったクローンの2種を新たに得た。3β-HSD cDNAについてはcos7細胞にその発現型ベクターを導入し活性を確認した。ニワトリFSHのレセプターcDNAはその全長を得、この発現型ベクターをヒト293細胞に導入し、ヒトFSHを用いたラジオーレセプターassayによりそのレセプター活性を確認した。
cDNAクローニングとは別にニワトリP-450aromについてはそのゲノム遺伝子上流域5000bp以上の塩基配列を決定し、さらにこれにcatレポーター遺伝子を連結した組替え体DNAを作製しニワトリ卵胞のきょう膜由来初代培養細胞および初期胚由来繊維芽細胞に導入して、アロマターゼ遺伝子の発現制御エレメントの同定を行っている。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] S.Mizuno,Y.Saitoh,O.Nomura,R.Kunita,K.Ohtomo,K.Nishimori,H.Ono and H.Saitoh: "“Sex-specific DNA Sequences in Galliformes and their application to the study of sex differentiation"in Manipulation of the Avian Genome." CRC press Inc., 18 (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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