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1991 Fiscal Year Annual Research Report

農産物貿易摩擦の起源に関する研究ー戦間期の農産物貿易と各国農業ー

Research Project

Project/Area Number 03660226
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

田中 学  東京大学, 農学部, 教授 (70012028)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 立岩 寿一  愛媛大学, 法文学部, 助教授 (10192634)
森 建資  東京大学, 農学部, 助教授 (00116683)
Keywords農業保護 / 農産物貿易 / 戦間期 / 農業恐慌
Research Abstract

本年度は、(1)戦間期における各国の農業生産及び農産物貿易の実態を明らかにする準備として、研究参加者が手分けして各種統計を収集し、その整理を行なう(2)月1度のペ-スで研究会を開いて各自研究の進捗状況を検討しながら、戦間期農産物貿易構造の全体像を明確にして行く。さらにその研究会に他の研究者の参加を呼びかけ、より広い視野からの検討を心がける、の2点を目標としていた。
実績としては
(1)イギリス農業史・経済史に関するものを中心に、図書を購入した。
(2)広島大学など、各地の図書館を訪問して、必要な図書・資料を閲覧し、必要なものは複写して持ち帰った。また、本研究にかかわる分野の研究者数名を交えて、月に一回の研究会を開催し、各自の研究の進捗度、及び、各研究分野の研究史のサ-ベイを行った。
研究会を通じて次のことが明らかになった。
(1)戦間期の各国の農業政策には、共通する部分が多く、従来の研究史のように、ニュ-ディ-ル型、ファシズム型と分けるのは再検討する必要がある。
(2)日本やドイツの農本主義と比較しうるような農業に関するイデオロギ-が、合衆国や、イギリスにもあったのではないかという疑問がだされ、今後究明していくことになった。
(3)30年代のドイツの穀物不足下の食糧調達措置の実態が明らかになった。
(4)日本の米穀法の展開過程を検討し、国際的視野で日本の食糧管理史を評価した。
(5)合衆国のニュ-ディ-ル政策を民衆史的観点と政策点の両方から検討した。
(6)農業保護に関する学説を整理し、戦間期の農業保護をみる視点を検討した。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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