1992 Fiscal Year Annual Research Report
新しいアミロイド関連蛋白遺伝子によるアミロイドーシスの解析
Project/Area Number |
03670331
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Research Institution | Sapporo Medical College |
Principal Investigator |
今井 浩三 札幌医科大学, 医学部, 助教授 (60117603)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷内 昭 札幌医科大学, 医学部, 教授 (50045324)
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Keywords | アミロイドーシス / アミロイド関連蛋白遺伝子 / アルツハイマー病 / AA蛋白 / 新アミロイド関連蛋白 |
Research Abstract |
アミロイド蛋白には、家族性アミロイドポリニューロパチーにおける異型プレアルブミン、原発性あるいは骨髄腫に伴うアミロイドーシスにおけるAL、主として続発性アミロイドーシスに検出されるAAなどが知られてきており、最近ではこれらの蛋白の一次構造や、これをコードする遺伝子が明らかにされつつある。さらにアルツハイマー型痴呆(SDAT)脳におけるアミロイド関連蛋白として、β蛋白(Glenner,1984)が同定され、現在ではSDATの成因、病態との関連で、本蛋白をめぐり急激な研究の展開が認められつつある。 我々は近年関節リウマチ患者に続発したアミロイドーシス組織を出発材料としていくつかのモノクローナル抗体(MoAb)の作製に成功したが、この中でMoAb AM34(IgG1)が、従来のAA蛋白とは明確に異なる蛋白を認識していることを見い出した。さらに興味あることに本抗体はSDAT脳の老人斑およびアミロイド血管にも反応することが判明した。本研究でこの新しい蛋白の免疫学的・化学的同定を行うとともに、それをコードする遺伝子をクローニングすることに成功した。現在さらに詳細な検討を行いつつある。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 太田 雅彦,他: "モノクローナル抗体を用いたアルツハイマー病関連β蛋白の検討" 日本老年医学会雑誌. 30. 23-29 (1993)
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[Publications] Imai,K.et al.: "AM 34 antigen associated with Alzheimer's senile plaque and the secondary anyloidosis is complement regulatory protein." Lancet. (1993)