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1992 Fiscal Year Annual Research Report

慢性関節リウマチ滑膜細胞活性化におけるフィブロネクチンとVLA抗原の関与

Research Project

Project/Area Number 03670333
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

松山 隆美  鹿児島大学, 医学部, 教授 (30145479)

Keywords慢性関節リウマチ / 滑膜細胞フィブロネクチン / 形態変化 / チロシンリン酸化
Research Abstract

平成3年度において、慢性関節リウマチ滑膜細胞におけるvery lateantigenの分布を検討し、RA滑膜A細胞、リンパ球は、フィブロネクチンレセプターであるVLA3、VLA4、VLA5を発現していることがわかった。そこで、平成4年度において、フィブロネクチン、そのフラグメントの1)RA滑膜細胞増殖に及ぼす影響、2)RA滑膜細胞の形態変化に及ぼす影響3)RA滑膜細胞膜抗原のチロシンリン酸化に及ぼす影響について検討した。その結果1)について、[H^3]thymidineの取り込みを7日間にわたって測定した。この系での主な構成細胞はマクロファージ系の細胞であるが、この細胞の増殖への影響はみられなかった。今後、サイトカイン発現等の活性化を指標に、影響を検討する予定である。2)について、フィブロネクチンをcoatしたplateにてRA滑膜細胞を培養すると、樹状細胞様細胞の増加が目立った。しかし、actin filamentに特異的に結合するFITC phalloidinにて、染色をおこなうと、これらの細胞は染色性に乏しく果たして、フィブロネクチンレセプター、actin polymerizationの一連の反応がこれらの細胞でおこっているか疑わしい。これらの細胞が樹状細胞なのか、他系細胞の形態変化によるものか、今後、検討する予定である。3)について、フィブロネクチンをcoatしたplateにRA滑膜細胞を加え、経時的に、膜チロシンリン酸化を検討したが、一定の成績は得られなかった。今後、症例を重ねて検討する予定である。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] 松山 隆美: "B細胞の胚中心への接着にはVLA-4とINCAM-110が関与している" 臨床免疫. 24. 133-136 (1992)

  • [Publications] 松山 隆美: "細胞外マトリックスと免疫系の相互作用" 臨床免疫. 25. 85-90 (1993)

  • [Publications] 松山 隆美: "RA滑膜病変におけるDR抗原の役割" 平成3年度厚生省リウマチ調査研究事業研究報告. 99-104 (1992)

  • [Publications] 伊藤 功・天野 宏一・小出 純・竹内 勤・松山 隆美・安倍 達: "臨床的寛解をみた慢性関節リウマチに関する研究" リウマチ. 32. 47-51 (1992)

  • [Publications] 松山 隆美: "RAにおけるT細胞とシグナル伝達異常" 医学のあゆみ. 161. 562-566 (1992)

  • [Publications] Nakamura T, Board PG, Matsuyama T, Matsuda T.: "α_1-ACID GLYCOPROTEIN EXPRESSION IN HUMAN LEUKOCYTES : Possible Correlation between α_1-Asid Glycoprotein and Inflammatory Cytokinesin Rheumatoid Arthritis" Inflammation.

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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