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1991 Fiscal Year Annual Research Report

炎症性腸疾患の免疫異常に関する、腸管局所のサイトカイン遺伝子レベルからの解析

Research Project

Project/Area Number 03670345
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

樋渡 信夫  東北大学, 医学部, 助手 (00133950)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山崎 日出雄  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (80221654)
Keywords炎症性腸疾患 / クロ-ン病 / 潰瘍性大腸炎 / サイトカイン / mRNA / PCR法 / TNFα / γーIFN
Research Abstract

潰瘍性大腸炎とクロ-ン病は炎症性腸症患(IBD)と総称され、いずれも未だ原因不明の慢性難治性疾患である。病変の発生、増悪、持続に、腸管局所におけるサイトカインカスケ-ドの異常の関与が想定されている。本研究ではPCR法を用いて各種サイトカインのmRNAレベルでの発現を検討し解析することにより、本症の免疫異常の一部を解明することを目的とした。
IBD患者より、手術時および内視鏡生検時に、病変部(活動期、緩解期粘膜)および正常粘膜を、さらに大腸癌・ポリ-プ患者より、非病変部の正常粘膜を採取し、グアニジウム/セシウム法でmRNAを分離・抽出した。RNAはOD_<260>/OD_<280>=1.6ー1.8で良好な回収を得た。RNAのアガロ-スゲル電気泳動上も、コントロ-ルラット肝リボゾ-ムRNAと同様に28Sと18Sリボゾ-ムRNAに泳動された。粘膜の性状を確認するために、小腸粘膜に発現を示す脂肪酸活性化酵素cDNAプロ-ベ Aspー1を用いノ-ザンブロッティングを行なったところ、健常者小腸およびクロ-ン病小腸RNAサンプルに強い発現を認めた。大腸粘膜にもやや弱い発現を認めたが、コントロ-ル肝RNAには発現を認めなかった。これより、個々の粘膜特有のRNAサンプルを確認した。
ヒトTNFα・DNA、γーIFN・DNAライブラリ-より、アンチセンスプライマ-をそれぞれ作成した(25mer)。また、γーIFN・cDNA(850bp)を得、ノ-ザンブロッティングを用い、病変粘膜での発現を検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 野口 光徳,樋渡 信夫: "炎症性腸疾患(IBD)における腸管局所のTNFα,TNFβ,IFNーγ産生." 日本消化器病学会雑誌. 89. 212 (1992)

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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