1992 Fiscal Year Annual Research Report
各種尿蛋白分析法による腎組織障害部位並びに悪化・治癒判定基準の確立
Project/Area Number |
03670483
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Research Institution | Toyama Medical and Phramaceutical University, University Hospital |
Principal Investigator |
岡田 敏夫 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (70018365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲場 進 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (10159949)
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Keywords | 腎疾患 / 尿蛋白分析 |
Research Abstract |
過去15年間にわたり、種々の腎疾患患児の尿蛋白分析、ならびに沈渣赤血球形態についての分析を行ってきた。また腎生検と施行した症例については蛋白尿の分析結果と併せて腎組織像との対比についても検討を行ってきた。 これらの分析結果より、蛋白尿の多寡に拘らず腎組織像の推定がほぼ可能であるという結論に達した。 しかし、小児期の蛋白尿には、いわゆる体位性蛋白尿が高頻度(15%-30%)に存在すめため、これらを除外する採尿条件を考慮する必要があり(例えぱ、患児を安静後30分〜60分後の検体と用いることなど)これらを検討した上での判定が極めて大切であるとの結論に達した。 今後、蛋白尿の分析結果と併せて、血尿の形態の分析(非糸球体性、糸球体性)や、尿検体を用いた非侵襲的方法にて腎組織像の悪化進展や治療への反応性、治癒判定の推定が可能かどうか、さらに検討を行う予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 岡田 敏夫: "乳児と検尿異常" 日本医師会雑誌. 108. 1361-1363 (1992)
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[Publications] 稲場 進,岡田 敏夫: "学校検尿ー管理と問題点" 腎と透析. 32. 909-912 (1992)
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[Publications] 岡田 敏夫: "尿中排泄蛋白質ー低分子蛋白についてー" 医学のあゆみ別冊. 106-109 (1992)
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[Publications] 稲場 進 岡田 敏夫: "小児期腎疾患の診断,病態解明に関する検査法" 小児科臨床. 45. 2081-2089 (1992)
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[Publications] 古瀬 昭夫 服部 新三郎 岡田 敏夫: "家族性特発性低分子蛋白尿症の長期予後と家系解析" 日本小児科学会雑誌. 96. 2035-2042 (1992)
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[Publications] 岡田 敏夫: "「必修小児科学」改訂第3版" 南江堂 東京, 646-670 (1991)