1991 Fiscal Year Annual Research Report
形状記億樹脂で作成したメッシュ状人工血管の開発研究
Project/Area Number |
03670600
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
赤羽 紀武 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (60056728)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 雄一郎 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80200509)
巷野 道雄 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90178228)
三浦 金次 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (30173975)
氏家 久 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20168686)
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Keywords | 形状記億樹脂 / 人工血管 / 血行再建術 / 動脈瘤手術 / 動脈閉塞 |
Research Abstract |
1、体外で縮小した状態で存在し、体内に挿入して生体に障害を生じない限度の温度を与えると記憶した形状に変化するという、われわれの設定条件に合致した性状を示す樹脂を選定した。 2、その結果得られた樹脂2種を用いてメッシュ円筒を作成した。 3、メッシュの目の荒さを3種にデザインして試験することとした。 4、まずin vitroで実験を行い、この材料が意図した性状をあらわすかを試験した。 5、つぎに実験犬の動脈に作成した形状記憶樹脂メッシュ円筒を挿入して温水を注入し、形状が戻るに必要で水分な量と温度について観察した。 6、その機能が実際に発揮される温水の温度と量が動脈内膜に変性を起こさせるか否かについて考察した。 7、高筒を末梢の動脈から中枢に挿入するための経路など問題点を検討した。 8、挿入後の血圧、血流など生体に及ぼす影響と経時的な血栓は着の状態も観察した。 9、円筒を挿入用カラ-テルル装着する方法について検討した。 10、実験成績の一部と臨床使用の可能性についての論文を国際人工臓器学会雑誌Artficial Organsに発表した。
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