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1991 Fiscal Year Annual Research Report

胚不全における血中中分子量物質の浄化の意義の解明

Research Project

Project/Area Number 03670602
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

松原 修二  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (20165856)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 善広  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10215569)
大内 清昭  東北大学, 医学部, 助教授 (20124555)
Keywords肝不全 / 中分子量物質 / 血液浄化療法
Research Abstract

本年度は肝不全症例に対して、血漿交換療法とハイパ-フォマンス膜を用いた血液持続瀘過を施行し、その治療前後に血液、瀘過液をサンプルとして採取した。これまでに5例の患者に治療を行ない、検体を凍結保存している。得られた検体はTSK G2000SWのゲル瀘過カラムを用い、高速液体クロマトグラフィ-を施行し、異常中分子量物質の経時的変化を観察した。その結果推定分子量4500以下で8個以上のボルテ-ジの高いスパイクの多発がクロマトグラフィ-上認められ、血液瀘過によりこれらの異常スパイクはすみやかに瀘液中に移動した。また治療をすすめてゆくと、スパイクのボルテ-ジは低下してゆき、平担化してゆくことが判明した。この現象は意識レベルの改善とよく相関しており、ハイパ-フォマンス膜を用いた血液特続瀘過療法は、肝不全物質としての中分子量物質を浄化除去するのに有効であることが示唆された。
今後はファ-マシア製XKー26ゲル瀘過カラムを用いて、これら異常中分子量物質の抽出を行ない、得られた精製検体についてそれぞれSDSーDAGEによる分子量の詳細な解明を行なう予定である。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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