1991 Fiscal Year Annual Research Report
バイスペシフィック抗体を用いた原発性および転移性肝癌の治療に関する研究
Project/Area Number |
03670648
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
神代 龍之介 福岡大学, 医学部, 助教授 (50094769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
犬塚 貞光 福岡大学, 医学部, 教授 (00090746)
秀島 輝 福岡大学, 医学部, 助手 (00238312)
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Research Abstract |
1.抗CEA抗体を得るためにBALB/Cマウスに精製CEAを免疫した。免疫脾細胞を8ーアザグアニン耐性のマウスミエロ-マ株P3ーU1をポリエチレングリコ-ル法により細胞融合させた。 2.ハイブリド-マはHATセレクションをかけ、イニシャルスクリ-ニングとして、精製CEAを用いたELISAを行い、目的のクロ-ンが存在することを確認した。 3.得られた抗CEA抗体産生ハイブリド-マを限界希釈法によりクロ-ニングした。 4.クロ-ニングしたハイブリド-マを再度ELISAにより抗CEA抗体の存在を確認した。 5.クロ-ンを選択し、培養上清中のIgG抗体を硫安塩析にて精製した。 6.粗精製抗CEA抗体を用いて、再びELISAおよびCEAを抗原としてウェスタンブロッティングを行い目的とする抗体が得られたことを確認した。現在、この抗CEA抗体の精製および抗CD3抗体とのハイブリダイゼ-ションを検討中である。
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