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1991 Fiscal Year Annual Research Report

虚血性脳障害治療における興奮性神経伝達物質阻害薬およびカルシウム拮抗薬の効果

Research Project

Project/Area Number 03670729
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

新井 達潤  愛媛大学, 医学部, 教授 (50033436)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 萬家 俊博  愛媛大学, 医学部・附属病院, 助手 (10230848)
楠目 康  愛媛大学, 医学部, 助手 (70161635)
Keywords全脳虚血 / 海馬CAI細胞 / 選択的脆弱性 / 小脳プルキニエ細胞 / 脳細胞微小電位
Research Abstract

本実験は砂ネズミに前脳虚血を起こさせ、虚血による神経機能障害および海馬CAI細胞の組織障害に対する各種治療薬の効果をみる目的で行われるが、現在予備実験が終了したところである。砂ネズミをハロセン麻酔下に脳定位固定用U字フレ-ムに固定し、両側総頚動脈血流を5分間遮断し、その後無拘束下に5日間生存させた。その結果脳虚血による明確な神経機能障害および海馬CAI細胞に典型的な虚血性障害像がみられた。この実験の経過中に、虚血性脳障害度は実験室内の環境温に予想以上に大きく左右されることが判明した。従来砂ネズミの総頚動脈遮断実験では海馬CAI細胞に障害像を見るためには5分間の血流遮断が必要とされたが、これは実験中砂ネズミの体温が低下したためであり、体温を厳密に37℃に維持した場合約3分で障害像を見ることが判明した。このため実験中脳温をモニタ-し、脳温を一定に保つ恒温環境のもとに前脳虚血を得るシステムを作製し、ハロセン麻酔下のコントロ-ル実験を行っている。これに引き続き、各種治療薬を投与し、その効果を検討する予定である。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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