1991 Fiscal Year Annual Research Report
眼運動系におけるEfference copyの研究
Project/Area Number |
03670829
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
大月 洋 岡山大学, 医学部, 助教授 (70093672)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳永 叡 岡山大学, 医学部, 教授 (40009634)
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Keywords | 舌下神経前位核 / WGAーHRP標識ニュ-ロン / 逆行性2重標識ニュ-ロン / ラット |
Research Abstract |
眼運動系における神経積分器、および遠心性コピ-の中枢のひとつと考えられている舌下神経前位核(PEH)の上丘、小脳皮質、視蓋前域への投射ニュ-ロンの分布様式を検討するために、ratを用いて上丘、視蓋前域核、小脳虫部VI、VII、および小脳片葉の一側性にWGAーHRPを微量注入し、PRH内に出現する標識ニュ-ロンの分布様式を調べた。また2種類の蛍光色素fast.blue(FB)とdiamidino yellow dihydrochloride(DY)を上丘と小脳虫部VI、VIIにそれぞれ微量注入し逆行性二重標識法によるPRH内のbranched projectionニュ-ロンの検索を行った。上丘注入では標識ニュ-ロンは対側PRHの吻側から尾側にかけて認められたが、とくにPRHの中央部に高密度に出現した。視索核を含む視蓋前域への注入では標認ニュ-ロンはPRHの両側に認められ、とくに、尾側に高密度に出現した。小脳虫部VI、VIIの注入では標識ニュ-ロンは両側のPRHに認められ、とくに尾側の1/3に高密度に出現した。一方、小脳片葉および傍片葉への注入ではごくわずかしかPRH内には認められなかった。上丘、および小脳虫部VI、VIIの両方に軸索をのばすbranched projectionニュ-ロンはPRHの中央部に認められた。
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Research Products
(1 results)