1991 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト唾液腺腺癌細胞が産生する骨形成因子と骨誘導に関する研究
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03670851
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
畠山 節子 岩手医科大学, 歯学部, 助手 (70048495)
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Keywords | 骨形成因子 / BMP / 異所性骨形成 / 軟骨形成 / 無血清培養 / ヌ-ドマウス / 腺癌株細胞 / 唾液腺腫瘍 |
Research Abstract |
1 唾液腺腺癌細胞(HSG)の無血清培養下で増殖可能なサブクロ-ン、HSGーS8が骨形成因子(BMP)ー2、ー3、およぴー4を合成していることを、ノ-ザンブロット解ヲを行い明らかにした。 2 HSGーS8細胞はin vitroおよびin vivo(ヌ-ドマウス移植系)で、細胞質にBMP蛋白を有していることを単層培養標本およびヌ-ドマウス移植標本の免疫組織化学染色で明らかにした。 3 HSGーS8細胞のconditioned mediumを集めて凍結乾燥後、TSKーヘパリンー5PWカラムを用いて高速液体クロマトグラフィ-を行い。この部分精製品をウェスタンブロット法で解析すると、HSGーS8はBMPー2、ー3をconditioned medium中に分泌していることが明らかになった。 4 ウェスタンブロット解析によって、HSGーS8細胞から分泌されているのは分子量が約20,000のBMP蛋白と判明した。分子量が約20,000のバンドはBMPー2とー3とに免疫染色され、両者を分子量でわけることができなかった。この点に付いてはさらに検討中である。 5.Genetics Instituteから譲与されたBMPー2とBMPー3を抗原として兎に接種し抗体を作成中である。 6 唾液腺由来の上皮性の良性腫瘍である多形性腺腫を予備実験的にBMPの抗体で免疫染色したところ、多形性腺腫の腫瘍細胞はBMPー2とー3が陽性であった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Setsuko Hatakeyama,et al.: "Bone formation of subclone in serumーfree culture from human salivary gland adenocarcinoma cells (HSG) in athymic nude mouse tumors" Tissue Culture in dentistry. 26. 13-14 (1989)
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[Publications] Setsuko Hatakeyama and Atsumi Suzuki: "Isolation of salivary adenocarecinoma cell's subclone with in vivo activity of bone and cartilage formation in serumーfree culture" Jpn.J.Biol.,. 34. 150-154 (1992)
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[Publications] Setsuko Hatakeyama et al.: "Bone morphogenetic protein on subcloned human salivary adenocarcinoma cell line in serumーfree culture" Cancer Res.