1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03670924
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
斎藤 文明 東京歯科大学, 歯科補綴学第二講座, 助教授 (40130116)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安川 浩 東京歯科大学, 歯科補綴学第二講座, 助手 (00210245)
中澤 章 東京歯科大学, 歯科補綴学第二講座, 講師 (30188924)
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Keywords | 咀嚼 / 三次元運動 / 運動速度(HKG) / 筋活動(EMG) |
Research Abstract |
咀嚼機能の解析の一助として、MKGによる切歯点での運動解析が行われている。MKGは口腔石に永久磁石を固定するだけで、リ-ド線なども必要なく咀嚼がスム-スに行える特徴がある。その運動記録を3次元に組み立て、俯〓表示できるシステムをすでに当教室の中澤らか開発しており、その運動路に10mc単位でドット表示することも可能となった。このことより咀嚼運動が最速となるのは全食摂取時であり、これ以前はあまり負荷のかからない状能であることもEMにより確認できる。食品摂取後、下顎は強亢な閉口筋の作用で食品を咬断・破砕し徐々に垂直的顎間距離を短かくし、咬頭厳嵌合位もしくはその付近で下顎運動は停止しいわゆる咬合相となる。引きつついて下顎は次の咀嚼にそなへ開口にうつる、その以前に閉口筋の筋活動は停止する。 このような1つの咀嚼運動にも運動速度などを加味しながら筋活動の分析に加え,食品摂取から嚥下にいたるまで全周期にれたる検討や食性の変化するものの検討も必要である。 このような総合的検討にはコンピュ-タが不可欠であり、運動解析や筋活動それぞれの検討を行っている,全システムを同時に作動されるためには、更なるリフトの開発が必要であり,現在その作業を展開している。また高額な専用器機による分析でなく、チア-サイドでも行える簡便化の検討も必要と思われる。
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