1991 Fiscal Year Annual Research Report
尿酸酸化酵素の生物種によって異なる特異的発現の解析
Project/Area Number |
03671068
|
Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
本島 清人 東邦大学, 薬学部, 助教授 (70166338)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 佐多良 東邦大学, 薬学部, 教授 (10012650)
|
Keywords | 尿酸酸化酵素 / 遺伝子構成 / 遺伝子進化 / 組織特異的遺伝子発現 / ペルオシシゾ-ム |
Research Abstract |
研究費補助の決定通知を受けた平成3年10月末より、次の3点を当初の計画として研究を開始した。 1) ウサギゲノムライブラリ-の作成 2) cDNAを用いてのスクリ-ニング 3) PCR法によるクロ-ニング。 この内、1)については、日本日色種ウサギの肝DNAを抽出し、入ファ-ジベクタ-を用いたライブラリ-作成を行なった。さらに、Ross Hardison博士(米国ペルシルバニア大)の協力を得て、ウサギゲノムライブラリ-の分与を受けた。 2)については、上記2つのゲノムライブラリ-のスクリ-ニングをcDNA(Motojima & Goto,BBA1008,116(1989))を用いて2度行なった。その結果、Hardrson博士のライブラリ-より、1クロ-ンを得ることができた。現在までに決定した塩基配列から、このクロ-ンには、ラットの遺伝子構成と全く同じ(Motojima & Goto,FEBS Lett.264 156(1990))エクソンの6〜8番同が含まれていることが判明した。しかし、問題のプロモ-タ-領域は含まれている可能性は少なく、今後、さらにスクリ-ニングするか、ライブラリ-の作り直しが必要になるものと思われる。 3)については、平成3年度の私学助成で、DNA合成機とPCRインキュペ-タ-が導入され、研究開始が可能になった段階である。2)に対して有効な手段にやるものと期待している。
|