1991 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03680274
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Research Institution | Junior College of Toyota |
Principal Investigator |
朝倉 隆太郎 豊田短期大学, 人文学部, 教授 (50007910)
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Keywords | 校歌 / 風土 / 東海・北陸地方 |
Research Abstract |
1 調査票の収集……『全校学校総覧』(原書房)により、東海4県及び北陸3県の計約1400余の全中学校に、校歌に関する調査を郵送で依頼し、調査票を回収する。当初の回収率が約50%に過ぎなかったので、未回収校に対して再度調査を依頼して、漸く80%の回収率を確保することができた。 2 一覧表の作成……学校別の調査票に基づいて、次の項目による一覧表を作成する。 (1)整理番号(2)学校名、記入者名(3)校歌の作詞者と作曲者(4)校歌制定の年次と経緯、学校の創立(統合)年次(5)歌詞に盛り込まれている環境要素…(1)山(2)河川(3)平野(4)海洋(5)気候(6)産業(7)歴史(8)その他(6)皆で校歌を歌うとき。 3 ベ-スマップの作成……各県の都市地図(昭文社)及び国土地理院の20万分の1地勢図により各県の中学校分布を図作成し、以後の作業のベ-スマップとする。 4 上記2(4)の各環境要素について分布図を作成する。 5 各環境要素について、文献より調査する。分からない事項については調査対象校に問い合わせる。 6 教育方針、校訓と校歌の歌詞との関係を検討する。その他。 平成4年2月現在、愛知県についてはほぼ作業を終わり、静岡県については上記3の作業を終了した。 愛知県の校歌調査結果中間報告として特記できるのは、県外の伊吹山・鈴鹿山脈を歌う校歌が多く、中には木曾の御岳、加賀の白山を歌うものもあること、愛知教育大学関係者がかなり多くの校歌を作詞・作曲し、しかも各自が勢力圏を有すること、昭和22年に創立された学校の多くは、経済も復興した32年頃に校歌を規定したことなどである。
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