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1992 Fiscal Year Annual Research Report

英語字幕信号入りレーザーディスクを利用した口語英語データベースの作成

Research Project

Project/Area Number 03801040
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

佐藤 弘明  専修大学, 商学部, 講師 (60187226)

Keywords英語字幕信号 / マルチメディア / レーザーディスク / クローズドキャプション / データベース / コンピュータ / 映画 / 口語英語
Research Abstract

本研究では,英語字幕信号入りレーザーディスク映画から英語口語表現のデータベースを作成し,英語のテキストや辞書に取りあげられている英語表現・語法が実際にどの程度映画の中で使われているのかを調査した。この研究で作成した英語字幕データベースの大きな特徴は,文字データと同時に音声・画像を検索できるマルチメディアデータベースとなっている点であり,任意の口語表現が,どのような場面で使われ,どのように発音されるのかを目と耳で確認することが可能となった。
英語字幕データベースは、話し言葉に関する研究に貴重な資料となる。例えば、1992年10月17日米国ルイジアナ州で起こった日本人留学生射殺事件でFreezeという語が問題となった。映画からFreezeを検索すると、146作品中48場面で使われていた。その中で、「動くな!」という意味で使われるFreezeは、38場面(全体の79%)あった。38場面の中で、Freezeと言う人物が相手に銃を向けている場面が25場面あり、この用法のFreezeが話し言葉では1番多いことが確認できた。このような情報は、英和事典や英語のコーパスなどからは得ることができない。更に、Freezeと言われた時、どのような行動を取るべきなのか、また動いた場合、どんなことが起こるのかという情報までもを英語字幕データベースは音声・映像によって与えられる。もちろん、映画での語句の使用頻度は現実の使用頻度とは必ずしも一致しない。しかし、最も自然に近い形で文字・音声・映像情報を与えられ、日本国内でも利用可能な媒体は、英語字幕信号入りレーザーディスク映画以外にない。今後プログラムを改良して他の研究者も使えるようになれば、英語字幕データベースは英語教育・研究に対して大きな貢献をするはずだ。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 佐藤 弘明: "英語字幕信号入り映画の語句使用頻度" 専修語学ラボラトリー論集. 20. 99-111 (1991)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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