1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
03807092
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Research Institution | HIROSHIMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
川本 恵一 広島大学, 医学部, 助手 (10192006)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 保宏 広島大学, 医学部・附属病院, 医員
杉山 一彦 広島大学, 医学部, 助手 (30243554)
栗栖 薫 広島大学, 医学部・附属病院, 講師 (70201473)
魚住 徹 広島大学, 医学部, 教授 (20028426)
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Keywords | 髄膜腫 / 抗プロゲステロン剤 / プロゲステロン受容体 / 抗腫瘍効果 / 培養 / MTT assay / ヌード・マウス |
Research Abstract |
ヒト髄膜腫細胞の初代培養系における抗プロゲステロン剤の抗腫瘍効果の機序を詳細に検討するため、平成5年度はヒト髄膜腫細胞株(KT21MG1)を用い、以下の研究を行なった。 1)KT21MG1細胞株(プロゲステロン受容体陰性)におけるプロゲステロン受容体発現誘導の試み。 2)プロゲステロン受容体発現状態下での抗プロゲステロン剤による抗腫瘍効果の機序の解明。 各種成長因子、分化誘導物質によってKT21MG1細胞株のプロゲステロン受容体発現をin vitro系で試みた。しかしプロゲステロン受容体は発現されなかった。それ故、受容体発現には複数の因子による複雑な機序によって制御されている可能性が示唆されるものの、現状では次のステップである2)の研究を遂行できなかった。 以上のごとく、平成5年度は明らかな成果はあげられなかったが、平成3.4年度の研究成果から、当初の目標を十分達成できたと考えている。
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Research Products
(1 results)