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1991 Fiscal Year Annual Research Report

培養歯根膜細胞移植による人工歯根の歯根膜再生に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03807134
Research InstitutionKanagawa Dental College

Principal Investigator

小林 優  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (00162024)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大塚 亨  神奈川歯科大学, 歯学部, 助手 (20168991)
Keywords人工歯根 / 歯根膜 / 歯根膜細胞 / 細胞培養 / 細胞移植 / コラ-ゲン / プラズマ重合 / コラ-ゲン固定化
Research Abstract

1.歯根膜細胞の至適培養条件について
成犬の抜去歯(両側6臼歯)から歯根膜組織を無菌的に採取し、培養系に供した。細胞培養はMEMとウシ胎児血清ないし自己血清を5、10、15、20%の各比率で混合して行い、細胞の増殖速度とアルカリホスファタ-ゼ活性から歯根膜細胞の至適培養条件を検討した。なお、アルカリホスファタ-ゼ活性の測定はアルカリホスファタ-ゼ染色法にて行った。
その結果、いずれの血清でも、15%まで血清濃度が増すに従って増殖速度が増加したが、血清による差はみられなかった。一方、アルカリホスファタ-ゼ活性は培養日数とともに低下したが、その低下率は自己血清群でやや低かった。以上から、15%自己血清添加による培養法が最も妥当と考えられた。
2.人工歯根について
歯根膜の再生とセメント質の誘導に対する歯の各構成成分の役割をも知るために、無機成分としてヒドロキシアパタイト、有機成分としてコラ-ゲン固定化ポトリエチレンならびに非コラ-ゲン性蛋白を含む脱灰象牙質基質固定化ポリエチレン、さらにチタンの各種人工歯根を作成した。
3.コラ-ゲンの人工歯根表面への固定化について
歯根膜を除去した抜去歯を脱灰し、象牙質基質を抽出した。脱灰象牙質基質はそのまま、ないしはコラ-ゲン分画をペプシン処理にて可溶化した後、神奈川歯科大学現有のプラズマ重合処理システムにて歯根型に成型したポリエチレンの表面に固定化した。
また、ウシ皮膚由来タイプIアテロコラ-ゲンも同様の方法で固定化した。

URL: 

Published: 1993-03-16   Modified: 2016-04-21  

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