1991 Fiscal Year Annual Research Report
CIM環境におけるライン管理・品質保証システムの方法論に関する研究
Project/Area Number |
03832019
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
圓川 隆夫 東京工業大学, 工学部, 教授 (70092541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 謙治 東京工業大学, 工学部, 助教授 (80159871)
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Keywords | CIM / リアルタイム工程管理 / モデルベ-ス管理 / 定性シミュレ-ション / AI / 探索アプロ-チ |
Research Abstract |
本研究はCIM環境下においてリアルタイム・ベ-スでの工程管理を実現するためのフレ-ムワ-ク、ならびに方法論を開発する。この目的に対して本年度では主として、2方面の成果が得られている。まず、品質情報の有効利用のためにそれらをリアルタイムにモンタリングするアプロ-チを示し、工程管理を実現する方法論を確立した。この方法論をさらに発展させ、リアルタイム品質情報解析・管理システムとして、予め明らかになっている現象の同定だけでなく、未知の現象に対しても把握、予測できる枠組を提案した。これは従来エキスパ-ト・システムを利用して実現されている。“症状ー診断"型のシステムに代って、モデルベ-スの工程管理を行うものであり、ここでその基本的枠組を構築した。このシステムは内部に動作モデルを保有し、これに基づき現実の動作に対するシミュレ-ション・モデルを自動的に作成し、これを実行する。この結果と現実に起っている現象とを比較し、その差異からシミュレ-ション・モデルを順次変更し、工程の状態把握、診断、予測、および管理を行なおうというものである。このようなシステムにおいては、従来の定量的なシミュレ-ションとともに、定性的なシミュレ-ションおよび推論が重要であることを示し、その方法を併せて提案した。 次に,CIM環境下での生産・品質管理の方法論の中心となるAIに関して、その適用の方法論を問題タイプごとに明らかにし、現実の問題を別として、実際のシステムを構築した。ここでは特に,スケジュ-リング問題を代表例とする、複雑ではあるが構造の明確な問題に対しては、探索アプロ-チが有効であることを示し、効率、パフォ-マンスの面から従来の汎用探索手法より優れた3つの手法を開発した。また、構造の明確でない悪構造問題に対しては、AIのもつ知識表現能力を利用し、問題の構造を分析する方法論を開発した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 圓川 隆夫: "ロジスティックスの再構造とその成立要件" 無人化技術. 12月号. 30-33 (1991)
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[Publications] 圓川 隆夫: "製品評価因子による顧客ニ-ズの把握と品質企画" 品質. 22(1). 37-45 (1992)
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[Publications] Schvaneveldt,S.J.and Enkawa,T.: "Variability and Quality Loss in Services:Concepts and Countermeasures" Total Quolity Management Journal. 3. (1992)
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[Publications] Shih,L.C.,Enkawa,T.and Itoh,K.: "An AIーSearch Technique Based Layout Planning Method" International Journal of Production Research. (1992)
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[Publications] Itoh,K.,Huang,D.and Enkawa,T.: "Twofold LookーAhead Search for MultiーCriterion Job Shop Scheduling" International Journal of Ploduction Research.
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[Publications] Akiba,M.,Schvanaveldt,S.J.and Enkawa,T.: "“Service Quality:Methodology and Japanese Perspectives in G.Salvendy(ed).Handbook of Industrial Engineering(2nd ed.)" John Wiley & Sons., 23 (1992)