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1992 Fiscal Year Annual Research Report

社会における環境保全意識・態度の形成及び発展の動力学的過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03832034
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

井村 秀文  九州大学, 工学部, 教授 (20203333)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 二渡 了  九州大学, 工学部, 助手 (60173506)
Keywords社会システム / 環境保全 / 意識形成 / シナジェティクス / 大域的構造形成
Research Abstract

環境保全に関する市民の意識変化形成の動的過程を,巨視的変数で表された集団の意識・態度に関する確率密度関数の時間発展方程式(マスター方程式またはFokker-Planck方程式)によって記述した。このモデルの数学的構造を1変数及び2変数の場合についてシミュレーションにより検討した。ここでは,社会集団の特性パラメータの関数として遷移確率を仮定した。この遷移確率の関数形は,集団を構成する個人の属性,知識レベル,価値観,行動規範,環境保全に絡む過去の経験等の様々な因子を考慮しつつ,現実の社会的変化の特長を再現するように決定しなければならない。この解析法を過去に行った「リゾート開発に対する意識調査」結果について事例的に適用し,開発に対する期待と不安という意識を変数に2次元モデルとして解析した。利用希望度が高いグループでは開発期待度が増す方向へ分布が広がり,利用希望度が低くなると開発期待への広がりが小さくなり,逆に開発不安度が高いところに分布のピークが見られた。この他,都市化度,収入満足度による分布変化について検討した。
また,昨年度開発したセル・ダイナミカル・システム・モデルを用いて,集団を構成する個々人の意識・態度が社会全体の意識・態度を決定するメカニズムを分析した。今回は,集団の構成員の特性が不均質な場合についての解析を行った。構成員の特性が均質な場合に比べ,安定状態への到達が遅くなることが示された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 二渡 了,他: "環境保全意識・態度形成の動的過程のモデル論" 環境科学シンポジウム講演要旨集(環境科学会). 113- (1992)

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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