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2003 Fiscal Year Annual Research Report

魚類のウイルス抗原特異的細胞傷害能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03J02019
Research InstitutionFisheries Research Agency

Principal Investigator

杣本 智軌  独立行政法人水産総合研究センター, 養殖研究所・病害防除部, 特別研究員(PD)

Keywords魚類 / 細胞性免疫 / 細胞傷害能 / 魚病 / ギンブナ / ウィルス / TCR / CD8
Research Abstract

魚類の抗原特異的細胞傷害能(細胞傷害性T細胞)の基礎研究を行い以下の成果が得られた。
〔1〕ギンブナ細胞傷害性T細胞関連遺伝子のクローニング
1)T cell receptor beta chain (TCR-β)のcDNAクローニング
データベースに登録されているアメリカナマズ、ニジマスのTCR-βの塩基配列を基にdegenerate primerを設計した。これらのprimerを用いて、ギンブナの末梢血白血球をPHAで刺激したRNAをテンプレートにし、3'RACE PCRを行った。得られたPCR産物をシーケンスした結果、他の魚種のTCR-βと高い相同性を持つギンブナのTCR-βの塩基配列を決定することに成功した。
2)CD8αのcDNAクローニング
データベースに登録されているヒラメ、ニジマスのCD8αの塩基配列を基にdegenerate primerを設計した。これらのprimerを用いて,ギンブナの末梢血白血球をPHAで刺激したRNAをテンプレートにし、5'RACE PCRを行い、得られたPCR産物をシーケンスした。その結果、ニジマス、ヒラメのCD8αと高い相同性を持つギンブナのCD8αの塩基配列を決定することに成功した。さらに、3'RACE PCRを行いギンブナCD8α cDNAの全長配列を決定した。
[2]ギンブナの抗原特異的エフェクター細胞のin vitroでの培養
ウイルス抗原特異的エフェクター細胞の培養を試みる前段階として、アロ抗原(同種異系抗原)抗原特異的エフェクター細胞の培養を試みた。その結果、OB1系統クローンギンブナの白血球は、同種異系の固体(K1系統、S3n系統のクローンギンブナ)の白血球で刺激することにより、in vitroで増殖することを確認し、その培養細胞は、刺激した細胞と同系の標的細胞をより強く傷害することを明らかにした。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tomonori Somamoto, Atsushi Sato, Teruyuki Nakanishi, Mitsuru Ototake, Nobuaki Okamoto: "Specific cytotoxic activity generated by mixed leucocyte culture in ginbuna crucian carp."Fish and Shellfish Immunology. (印刷中).

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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