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2004 Fiscal Year Annual Research Report

事業者間の業務提携と競争法上の課題

Research Project

Project/Area Number 03J03130
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

井畑 陽平  神戸大学, 法学研究科, 特別研究員(DC1) (80467406)

Keywords米国反トラスト法 / 事業者間の業務提携 / 独占禁止法 / クレジットネットワーク / PINデビットネットワーク / EC競争法
Research Abstract

1
(1)本研究の検討対象である事業者間の業務提携は、一般的には競争法上是認される行為であると考えられているため、その個々の行為に対する規制ルールの構築が非常に困難である。特に、近年の日本では、事業者の経営内容の多様化を受けて業務提携が広く利用され、同時に、競争上の懸念を生じさせているにもかかわらず、日本における独禁法上の評価は未だ明らかではなく、学会における議論の蓄積も乏しい。もちろん、先例となるような審判決例もない。
(2)この難点を補うべく、古くからの議論と判例の蓄積により、一定の規制ルールを構築しているといって差し支えないと思われる米国・ECにおける議論を参考に、業務提携がどのような状況で独禁法の適用対象となるのかという法的評価の確定に資するような規制ルールの実態と理論を明らかにするのが本研究課題の目的である。
2
(1)平成16年度は、前半は、米国における主要な商品・役務が取り扱われている市場についての個別的検討、および、広く事業者間の共同行為に関する米国の判例の推移を詳細に検討した。その際、米国における先行業績の収集・分類も併せて行った。後半は、EC委員会の戦略的提携(strategic alliance)に対する法規制の推移を中心に、学説および判例を収集し、その成果の検討を行った。
(2)2(1)に記載した作業を遂行するべく、1で記載した目的に沿った我が国経済法関係の先行業績(図書)、経済学関係図書、および米国反トラスト法・EC競争法関係図書を、特別研究員奨励費の助成を受けて購入・収集した。
3
2における作業の成果の一部を、論稿として雑誌「公正取引」等に公表し(下記、11.参照)、また、同じく成果の一部を(財)比較法研究センター主催の独禁法研究会において2回(2004年7月・2005年3月)研究報告した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005 2004

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 米国における最近の金融ネットワークに関する事例2005

    • Author(s)
      井畑 陽平
    • Journal Title

      公正取引 (未定)

  • [Journal Article] 三大テノール歌手CDの販売協定審決の分析2004

    • Author(s)
      荒井 弘毅, 井畑 陽平
    • Journal Title

      大阪大学社会経済研究所DP 611号

      Pages: 1-15

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2018-12-19  

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