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2004 Fiscal Year Annual Research Report

到来波推定システムの実装に関する研究

Research Project

Project/Area Number 03J50361
Research InstitutionYokohama National University

Principal Investigator

廣田 明道  国立大学法人横浜国立大学, 大学院・工学府, 特別研究員(DC1)

Keywords到来方向推定 / MUSIC法 / T字型アレーアンテナ / 仮想平画アレーアンテナ / アレー校正方法 / 伝播実験
Research Abstract

本研究の目的は,市街地などの各地点における到来波を,リアルタイムで推定するシステムの構築である.先行研究において,パイロット信号を用いた到来波推定システムを提案し,本提案システムが有効であることを確認した.本年度はアレー形状についての検討や,実装上問題となる測定地点での校正方法について提案した.更に,任意の電波が到来する場合でもT字型アレーを用いて推定を可能にする方法として,固有ベクトルを用いた方法を提案した.
MUSIC法などの超高分解能な到来方向推定において,推定精度の劣化をもたらす要因として,素子間相互結合やアンテナ素子の特性のばらつきによる誤差などがあり,これらの誤差を測定地点で校正することが重要である.しかし,屋外では校正のための基準波以外の干渉波が存在するため,校正は非常に困難である.そこで,屋外など干渉波が存在する状況での校正を目的として,スペクトル拡散の拡散符号を用いることにより,基準波と千渉波を分離し,屋外においても校正可能となる方法を提案し,有効性を確認した.
屋外で測定を行う場合,システム全体が大きいと持ち運び等が困難なるため,少ない素子数で高精度な推定を実現するシステムが必要となる.このとき,アレー配列により推定精度が変化するが,これらについて十分な検討がされていない.そこで,素子配列たよる到来方向推定の特性について検討を行い,矩形が最適であることを明らかにした.
また,現在までの検討では,無変調の正弦波やパイロット信号を含むCDMA変調された到来波を考えていた.しかし,実際には雑音などを含む任意の妨害波も存在し、それらについても推定することが重要である.そこで,雑音などの任意の信号が到来した場合でもT字型アレーで推定できる方法を提案し,シミュレーション及び実験により,有効性を確認した.
以上の結果を,国内外の学会で発表し,論文も投稿中である.

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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