1992 Fiscal Year Annual Research Report
インドネシアとロシア極東部の地震波速度分布と震源パラメータ決定
Project/Area Number |
04044039
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
ゲラー ロバート 東京大学, 理工学部, 助教授 (40170154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SUNARIO インドネシア気象庁, 主任研究員
YANUAR インドネシア気象庁, パラパト観側所, 所長
R Soetardio インドネシア気象庁, 次長
U K Gusiakov ロシア科学アカデミー, 上級研究員
A I Ivashenk ロシア科学アカデミー, 海底地球物理研究所, 副所長
宮武 隆 東京大学, 地震研究所, 助手 (60126183)
武尾 実 東京大学, 地震研究所, 助教授 (00197279)
島崎 邦彦 東京大学, 地震研究所, 教授 (50012951)
末次 大輔 建設省, 建築研究所, 建設技官
中西 一郎 北海道大学, 理学部, 助教授 (10164229)
森谷 武男 北海道大学, 理学部, 助教授 (60001864)
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Keywords | 地震観側 / インドネシア / ロシア |
Research Abstract |
平成4年度は、日本から研究者をインドネシア・ロシアに派遣し、両国の国内観側網のデータと広帯域地震観側網のデータを解析して地球内部構造・地震の発生過程について現地の研究者と共同研究を進める。また現地の研究者への観則・解析技術の研修も実施する。という予定であった。このうち前者は、既存のデータも使った非常に予備的な研究であるが、インドネシアからの留学生ナナン氏との共同研究によってインドネシア地域の地下構造や地震テクトニクスの推定を行い平成4年地震学会秋季大会で口頭発表、欧文学術雑誌Tectonophysicsに論文投稿し現在印刷中である。またインドネシアでの1年以上の観側経験から、現地の電源の不安定等に対処するため、観側システムの変更を、今年度3月下旬にインドネシアへ日本の地震研究者を派遣し行う予定である。 後者のインドネシア側研究者招へいについては、平成4年7月に行った。観側システムの技術研修を行ない、STS-2型地震計の設置、観側システムの一部であるパーソナルコンピュータのオペレーションやデータ、プログラムのインストールの技術を修得した。 ロシアについては、郵便・通信事情が劣悪であるにも関わらず関係者の努力によりデータが定期的に蓄積されており、利用に供されている。平成4年12月ロシア側観側担当者セン氏を招へいし新観測点選定、日本側の広帯域地震観側網のデータ、解析技法の提供の相談を行った。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] P.Nnang,K.SHIMAZAKI,Y.Yameuabe,T.Miyatake.and K.Hirahora: "Threar-dimensimal P-wave velocity structure benerts the ludonesiau ragion" Tectouophysics. 220. (1993)
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[Publications] K.OKANO & D.SUETSUGU: "Search for lower Mautle Hish-velocity 2ones beneath the deepest Kuril and Maricnu Eavtuquakos" Geophysical Research Letlers. 19. 745-748 (1992)
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[Publications] T.IIDAKA & D.SUETSUGU: "Seismological Evidence for Metastable Olivine inside a Subducting Slcb" Nature. 356. 593-595 (1992)
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[Publications] ゲラー・ロバート,末次 大輔,武尾 実,鷹野 澄,高橋 正義,阿部 勝征: "インドネシア・スマトラ島における広帯域地震観側" 地震学会ニュースレター. 3. 4-7 (1992)
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[Publications] I.NAKANISHI: "The Novemben 13,1990 Easthquake off the Coast of the Primors kiy region the Eastern Russia" Geophysical Reseorch Letters. 19. 549-554 (1992)