1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04045019
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石井 丈夫 東京大学, 海洋研究所, 教授 (80013564)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
R R Colwell メリーランド大, バイオテクノロジー研究所・所長, 教授
E D Houde メリーランド大, 環境内湾研究センター, 教授
B J Rothschi メリーランド大, 環境内湾研究センター, 教授
岸 道郎 東京大学, 海洋研究所, 助手 (90214767)
小暮 一啓 東京大学, 海洋研究所, 助手 (10161895)
中田 英昭 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (60114584)
青木 一郎 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (40114350)
大和田 紘一 東京大学, 海洋研究所, 教授 (30013585)
杉本 隆成 東京大学, 海洋研究所, 教授 (40004428)
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Keywords | イワシ類 / タラ類 / 海洋生態系 / 地球環境 / 海洋細菌 / バイオテクノロジー |
Research Abstract |
1.杉本と中田は、気候変動に伴う北太平洋の海洋生態系の変動、特にイワシ類やタラ類等の資源変動に関する国際シンポジウムに参加し、これまでの研究成果を講演発表すると共に、メリーランド大学のRothschild教授らのグループをはじめ、このシンポジウムに参加した米国およびカナダの研究グループと、海洋生態系の長期変動機構解明のための方法論の検討を行い、今後の共同研究体制について協議した。 2.青木は太平洋マイワシを中心とした黒潮・親潮海域生態系の研究と大西洋ジョージスバンク生態系の研究について研究情報の交換を行った。そして今後の共同研究計画について意見交換と打合せを行った。 3.メリーランド大学マリンバイオテクノロジー研究所のRitaColwell所長とはこれまでも長い間共同研究を行ってきた経緯はあるが、大和田は今日も特定微生物検出のためのプローブ作成について討議を行った。また、ベルギーのSwing教授、米国のColwell教授と我々の研究室が中心になって海洋細菌として最もコモンなビブリオ属細菌についてのヨーロッパ、米国、日本にまたがるデータベース作成のための大きなプロジェクト立案について話し合った。その他の大学や研究所においても我々の研究成果について述べ、意見の交換を行った。これらの意見交換は今後の研究に大変有益であり、来年度は米国の研究者が来て、研究発表をしていただきたいと考えている。 4.12月には東京大学海洋研究所にRothschild教授を招へいしてセミナーを開催し、わが国の研究の現状を総括すると共に、今後の研究戦略について意見を交換した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Makoto NISHIMURA: "Enumeration of Vibrio cholarae in aquatic environments by MPN-16SrRNA hybridization method" Bull.Japan.Soc.Microbial Ecology. 7. 43-46 (1992)
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[Publications] Makoto NISHIMURA: "A new method to detect viable bacteria in natural seawater using 16SrRNA oligonucleotide probe" Jour.,Oceanogr.49. 51-56 (1993)
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[Publications] Kumiko KITA-TSUKAMOTO: "Phylogenitic relationships of marine bacteria,mainly members of the Family Vibrionaceae,determined on the basis of 16SrRNA sequences" Intern.Jour.System.Bacteriol.43. 8-19 (1993)