1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04202114
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 基之 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10011040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 正明 国立環境研究所, 部長 (40101042)
児玉 徹 東京大学, 農学部, 教授 (30011901)
中村 英夫 東京大学, 工学部, 教授 (10013111)
志賀 健 大阪大学, 医学部, 教授 (10028350)
曽我 直弘 京都大学, 工学部, 教授 (80026179)
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Keywords | 人間-環境系 / 人為起源物質 / 環境人体影響 / 都市環境計画 / データベース |
Research Abstract |
重点領域研究「人間-環境系の変化と制御」においては、人間の生産活動そのものが環境変化の要因となり、環境の変化が人間生活に影響を与えるという認識のもとに、人間活動と環境との相互関係を「人間-環境系」というトータルなものとして捉え、広く科学的な立場からその調和を維持していく方策を探求することを目的として研究を行なってきた。研究方法としては、蓄積されたフィールドデータの利用を前提とした問題解決指向型のアプローチを中心とした。また、現実の研究活動の効率をあげるために、大きく3つの小領域(N1「人為起源物質の環境中の循環と制御」小領域、N2「環境要因の人体影響」小領域、N3「都市広域化の環境影響とその管理」小領域)に分けて活動を行なった。第I期(和62年度〜平成元年度)・第II期(平成2〜4年度)計6ケ年計画の終了後にあたる本年度は、多分野の専門家集団による討論を経て今までの重点領域研究実施を通じて得られてきた研究成果を集約し、対外的に広報することによって成果が社会全体に活用されるよう図るため、関連シンポジウムの開催に協力し、研究成果を国際的に広報するために「人間-環境系の変化と制御」第II期参加班員データベース集を作成した。第I期の研究成果に関する情報は平成4年度に作成を完了しており、平成5年度は第II期に参加した研究者のデータを中心としてとりまとめ、情報集を刊行したものである。この出版により、外部的評価も可能になったといえよう。
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 鈴木基之: "燃焼排ガスからの二酸化炭素の分離回収技術" 分離精製技術ハンドブック. (1993)
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[Publications] 鈴木基之: "産業連関に基づく総CO2排出量算出モデルの構築" 化学工学論文集. 19. 762-770 (1993)
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[Publications] 鈴木基之: "地球規模の土壌内炭素循環のモデル化" 化学工学. 57. 357-358 (1993)
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[Publications] M.SUZUKI: "Removal of Trichloroethylene from Air Stripping Off-Gas by Adsorption on Activated Carbon Fiber" Gas Separatin & Purification. 7. 229-234 (1993)
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[Publications] M.SUZUKI: "Application of Adsorption Cooling Systems to Automobiles" Heat Recovery Systems & CHP. 13. 335-340 (1993)
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[Publications] M.SUZUKI: "Simplified Dynamic Model on Carbon Exchange between Atmosphere and Terrestrial Ecosystems" Ecological Modelling. 70. 161-194 (1993)
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[Publications] 鈴木基之(編): "文部省科学研究費補助金重点領域研究最終報告書「人間-環境系の変化と制御」" 人間-環境系の変化と制御総合班, 171 (1993)
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[Publications] 鈴木基之(編): "「人間-環境系の変化と制御」第II期参加班員データベース集第1巻〜第3巻" 人間-環境系の変化と制御総合班, 3154 (1993)