1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04202127
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
志賀 健 大阪大学, 医学部, 教授 (10028350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武部 啓 京都大学, 医学部, 教授 (10028318)
嶋 昭絋 東京大学, 理学部, 教授 (60011590)
鈴木 継美 国立環境研究所, 副所長 (80009894)
池永 満生 京都大学, 放射線生物研究センター, 教授 (70025378)
森本 兼曩 大阪大学, 医学部, 教授 (20143414)
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Keywords | 環境要因 / 人体影響 / 電磁気 / 遺伝要因 / 難分解物質 / 複合効果 / 微粒子 / 継世代影響 |
Research Abstract |
重点領域研究「人間環境系の変化と制御」が発足するに際し、その小研究領域の一つとして「環境要因の人体影響」が設定された。本研究班は、この小研究領域の研究を総括するとともに、研究の進の方、記録、成果の発表、評価などについて検討することを目的とする。全体としては生物医学的な立場からの基礎的研究を主体としている。本年度は以下の計画研究6班は最終年度に入った。公募研究担当者には一部に変更があったので、計画研究班と公募班相互の連係を密にして全体を総括した。あわせて、将来着手すべき研究についての検討とパイロット的実験研究への対応も考慮した。 本研究班においては本年度の研究実施計画を協議し、次の諸事業を行った。 (1)本研究班に14の公募研究代表者を加え研究代表者会議を開催し、研究方向のスリ合を行った。 (2)環境科学会1992年年会の小シンポジウム「太陽紫外線の人体影響」を企画した。 (3)本小領域の研究成果発表会を1月に開催した。全20件の主題について講演、討論を行った。 (4)「人間環境系」全体の公開発表会に代表発表を行った。 (5)年度末に研究報告書「環境要因の人体影響(6)」を発行した。本報告書には各研究組織の報告、研究発表会の講演要旨、さらに総説なども加えて、重要な研究の成果をまとめた。 (6)本研究小領域の平成2-4年度にわたる主要な研究成果を集めた総説中心の報告書「環境と健康」(12章、350頁)を刊行した。 全体としては平成元年度に設定された目標をほぼ達成した。これらの成果は各年度末の報告書および「環境と健康」にまとめた。
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[Publications] T.Siga,M.Okazaki,A.Seiyama,N.Maeda: "Paramagnetic attraction of erythrocyte flow due to an inhomogeneus magnetic field." Bioelectrochem.Bioenerg.(1993)
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[Publications] T.Yagi,M.Sato,J.Tatsumi-Miyajima,H.Takebe: "UV-induced base substitution mutations in a shuttle vector plasmid propagated in group C xeroderma pigmentosum cells." Mutation Res.273. 213-220 (1992)
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[Publications] K.Inoue,J.Inazawa,H.Nakagawa,T.Shimada,H.Yamazaki,FP.Guengerich: "Assignment of the human cytochrome p-450 nifedipine oxidase gene (CYP3A4) to chromosome 7 at band q22.1 by fluorescence in situ hybridization." Jpn.J.Hum.Genet.37. 133-138 (1992)
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[Publications] S.Takahashi,M.Yamada,T.Kondo,H.Sato,K.Furuya,I.Tanaka: "Cytotoxicity of nickel oxide particles in rat alveolar macrophages cultured in vitro." J.Toxicol.Sci.17. 243-251 (1992)
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[Publications] M.Yasuda,T.J.Sato,N.Inoue: "Prevention of cleft palate induction in exencephalic mouse fetuses:observation of the skull and palatal rugae." Teratology. 46. 17B-18B (1992)
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[Publications] K.Sato,H.Yamaguchi,H.Miyamoto,Y.Kinouchi: "Growth of human cultured cells exposed to a non-homogeneous static magnetic fiels generated by sm-Co magnets." Biochim.Biophys.Acta.1136. 231-238 (1992)
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[Publications] 志賀 健,池永 満生,森本 謙曩(編著): "環境と健康" HBJ出版局, 344 (1993)
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[Publications] 鈴木 継美,安藤 満(編): "地球の気候変化と健康リスク" 合同出版, 125 (1992)