1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04204019
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
鶴田 禎二 東京理科大学, 工学部, 教授 (90010652)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 茂夫 京都大学, 工学部, 教授 (30026231)
今西 幸男 京都大学, 工学部, 教授 (00025991)
妹尾 学 日本大学, 理工学部, 教授 (40013099)
堂山 昌男 西東京科学大学, 理工学部, 教授 (40010748)
吉田 善一 京都大学, 名誉教授 (60025814)
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Keywords | 機能性材料 / 半導体材料 / 生体機能性材料 / 材料設計 / 作製プロセス / 機能御制 / 材料機能評価 |
Research Abstract |
重点領域研究「機能性材料」の研究目的は、金属、セラミックス、高分子などの枠組を越え、原子・分子レベルに立ちかえって、基礎的立場から材料のもつ機能性の本質を解明することにあり、平成2年度より後期の研究に入り、前期3年間とは大幅に異なる新しい研究組織をもって、新しい材料が示す光・電気・磁気的特性や化学的・生物的機能を研究対象とし、各班員の独自の発想に基づいて設計・作製された材料について、構造との機能の相関性を基礎科学の立場から研究し、新しい機能性材料開発のための多くの研究成果を得ることができた。本研究は重点領域研究「機能性材料」の総括班として、(1)小領域A半導体材料による光・量子物性の創出と制御、小領域B生体機能材料の合成と機能制御、小領域C機能性材料の作製プロセスと制御の3小領域の研究推進を図るとともに、小領域間の連携・協力態勢を深めるための方策を検討・企画し、推進した。(2)本重点領域研究に関する研究成果の評価ならびに集積を行い、また研究班間および班外との情報交換、意見調整を行った。(3)本年度の研究成果のとりまとめを行うとともに、後期3年間の研究成果についてチェックアンドレビューを行い、さらに今後の研究推進方法について審議を重ねた。以上の事項の遂行のために、平成4年7月21・22日全体会議を主催し、また平成5年1月19・20日、機能性材料シンポジウムを開催した。この間7回の総括班会議を行い、また各小領域ごとに小領域全体会議および各班会議を開き、研究成果の発表を中心に熱心な討論を行った。これらの会合の内容はそれぞれ報告書としてまとめられ、また研究班内外の情報交換のために機能性材料ニュースを作成し配布した。本年度の研究成果は全研究班員の報告を集め、“平成4年度研究成果報告書"としてまとめ、また後期3年間の研究成果を英文報告書としてまとめた。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 鶴田 禎二: "A Novel Synthesis of Macromonomers Having Organosilyl and Amino Groups" Journal of Macromolecular Science,Chemistry. A29. 457-470 (1992)
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[Publications] 吉田 善一: "Biradical Character of Closed-Shell Heteroaromatic Quinone" Journal of American Chemical Society. 114. 1893-1895 (1992)
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[Publications] 藤田 茂夫: "Estimation of Critical Thickness and Band Lineups in ZnCdSe/ZnSSe Strained-Layer System for Design of Carrier Confinement Quantum Well Structures" Japanese Journal of Applied Physics. 31. 1737-1744 (1992)
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[Publications] 今西 幸男: "Cell Growth on Immobilized Cell Growth Factor.I.Acceleration of the Growth of Fibroblast Cells on Insulin-Immobilized Polymer Matrix in Culture Medium without Serum" Biomaterials. 13. 50-58 (1992)
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[Publications] 妹尾 学: "Transfer of Alkaki Metal Ions Across the Water-Nitro-benzene Interface Facilitated by Poly(oxyethylene)Dodecyl Ethers" Electrochimica Acta. 37. 643-646 (1992)
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[Publications] 荒木 孝二: "Preferential Formation of Amino Acid Esters in Aqueous Alcohol Solutions:Solvolysis of 6,6'-Bis(aminoacylamino)-2,2'-bipyridine by Metal Coordination" Journal of the Chemical Society,Chemical Communications. 1992. 1060-1062 (1992)