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1992 Fiscal Year Annual Research Report

新しい文明パラダイムの構築

Research Project

Project/Area Number 04212119
Research InstitutionInternational Research Center for Japanese Studies

Principal Investigator

梅原 猛  国際日本文化研究センター, 所長 (60046357)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩田 慶治  大谷大学, 文学部, 教授
鷲田 精一  大阪大学, 文学部, 助教授 (50121900)
中路 正恒  京都造形芸術大学, 助教授 (40188941)
河合 俊雄  甲南大学, 文学部, 助教授 (30234008)
小林 道憲  福井大学, 教育学部, 助教授 (90020130)
Keywords循環の哲学 / 森の思想 / 基層的社会 / 人類の自然観 / 自利・利他の思想 / 文明パラダイム
Research Abstract

本年度は4月10日に森と文明の第1回合同研究会を国際日本文化研究センターにて催した。研究会のタイトルは「森の思想と文明」であり梅原猛が「森の思想と循環の哲学」という題で基調報告した。岩田慶治が「森とスムライ族」という題で報告した。
また5月23-24日に鶴岡市で開かれた第5回公開シンポジウム「森の思想と文明」においては岩田慶治、赤坂恵雄、鎌田東二、河台俊雄が報告を行った。
第2回目の「森と文明」合同研究会を9月18日に「森と生活」というタイトルで京都大学東南アジア研究センターにおいて開催した。
12月11日には「非定住的思考の可能性を探る」というタイトルで研究会が開かれた。
年明けて1993年1月25日には国際日本文化研究センターにおいて第3回「森と文明」合同研究会を「森と人間関係の深層へ」というタイトルで開催した。
本研究班の中核をなす「人類の自然観」の第3回の研究会を「基層的社会の自然観」として2月22、23日に国際日本文化研究センターにおいて開催した。
平成4年度における本研究班の活動の概要は以上の通りであり、そこで語られた重要な思想的示唆、思想的な課題を整理して述べることはここでは控えるが、一点だけ触れておきたい。それはいわば仏教的な自利・利他の思想についてである。自利をはかる行いがそのまま利他の業を行うことになるという仕組みをもった自他の関係を見出して行く必要があるのではないかという示唆である。これは国家における外交関係においても重要な観点であるように思われる。
平成5年度年度は各班員が新しい文明パラダイムの構築に向けた理論を形成してゆくという性格の研究会を催して行こうと考えている。

  • Research Products

    (8 results)

All Other

All Publications (8 results)

  • [Publications] 小林 道憲: "「恋の情熱ー日本古代の恋愛観ー」" 「日本及日本人」. 1605. 74-82 (1992)

  • [Publications] 河合 俊雄: "カウンセリングと日常と非日常" ミネルヴァ. 13. 70-78 (1992)

  • [Publications] 河合 俊雄: "ユング/ヒルマンの元型的心理学" イマーゴ. 3. 228-238 (1992)

  • [Publications] 中路 正恒: "『世にも怪奇な物語り』の中のトビー・ダミット」" 『ATERUI』. 創刊号. 1-10 (1993)

  • [Publications] 鷲田 精一: "〈ある〉と〈もつ〉ー「所有」という観念についての試論" 「待兼山論叢」(大阪大学文学会). 26. 1-15 (1992)

  • [Publications] 鷲田 精一: "〈顔〉の文法" 季刊「リテレール」(メタローグ). 4. 204-213 (1992)

  • [Publications] 小林 道憲: "『古代探究』" 日本放送出版協会, 210 (1992)

  • [Publications] 鷲田 精一: "夢のもつれ essais philosophiques(単著)" 北宋社, 284 (1992)

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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