1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04218105
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
伊藤 正美 名古屋大学, 工学部, 教授 (30023021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細江 繁幸 名古屋大学, 工学部, 教授 (50023198)
北森 俊行 東京大学, 工学部, 教授 (60010724)
北村 新三 神戸大学, 工学部, 教授 (80029131)
梅谷 陽二 豊田工業大学, 工学部, 教授 (20013120)
須田 信英 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029410)
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Keywords | 自律性 / 分散性 / 協調 / 自己組織化 / 秩序 / 信頼性 / 適応性 / 生物システム |
Research Abstract |
自律分散システムとは、システムを構成する各要素が個々に自律性を保ちつつ行動しながらお互いに協調し、システム全体として秩序を生成するシステムのことである。本重点領域研究は、生物学、物理学、システム・制御・情報工学分野の研究者が学際的に協力し、(A)生物システムにおける自律分散機構を解明し、(B)自律分散システムに必要な機能(通信・情報処理・制御)を分析し、(C)これらの知見をもとに自律分散システムの理論を構築することを目的として出発したものである。本年度は、本研究で得られた成果の取りまとめを行い、研究成果報告書を刊行した。以下に研究成果報告書の主要目次を示す。 はじめに-海図なき航海 第1部 生物界における自律・分散・協調 第1章 生物群-協調と競合のからくり 第2章 生体器官-巧妙に作り出される機能 第3章 生体組識-自律適応する素材 第2部 解明と構築への手がかり 第1章 自律分散システムの特徴の認識 第2章 システム制御における自律分散 第3章 自律分散システム構築の方法論 第3部 工学的分散協調システムの構築を目指して 第1章 装置群における協調動作 第2章 通信と連携 第3章 制御機能の創成 第4章 自己組織化
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Kenji ONAGA: "Design of Social Matching Algorithms for Distributed and Autonomous Environments" Proceedings of ISADS 93. 345-351 (1993)
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[Publications] 伊藤正美: "自律分散システム研究の課題と将来" 計測と制御. 32. 789-796 (1993)
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[Publications] 北森俊行: "自律分散システムと自己組織化-事例からの考察" 計測と制御. 32. 797-800 (1993)
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[Publications] 須田信英: "従来型工学システムと自律分散システム" 計測と制御. 32. 801-804 (1993)
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[Publications] 北村新二: "自己組織化の数理" 計測と制御. 32. 805-810 (1993)
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[Publications] 小林重信: "自律分散システムからの新たなる飛翔" 計測と制御. 32. 858-861 (1993)