1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04229202
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
小林 重信 東京工業大学, 総合理工学研究科 (40016697)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山村 雅幸 東京工業大学, 総合理工学研究科, 助手 (00220442)
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Keywords | 人工知能 / 機械学習 / 演繹的学習 / 説明に基づく学習 / 類似性に基づく学習 / 統合的学習 / 遺伝的アルゴリズム / 強化学習 |
Research Abstract |
(1)不完全領域理論下での学習 EBLにおける不完全領域理論問題について,領域理論中の複数概念の相互作用に着目した遂次洗練化の手法を提案した.領域知識中の複数概念間に相互従属関係が存在するとき,複数概念をまとめた中間概念を作成することにより矛盾を除外することによって,洗練化において学習効率の高い方法を構築し,実験によりそのことを確認した. (2)遺伝的アルゴリズムの理論 遺伝的アルゴリズム(GA)の挙動はマルコフ的であり,突然変異を持たないSimpleGAは吸収的である.交叉が可能な最小構成の2bit-2個体問題をマルコフ過程として,定式化,解析することにより,最適解の吸収確率を導き,交叉が有効に機能する問題のクラスの境界を与えるだまし境界定理を導いた.本定理はGAの探索手法としての存在意義を証明するものである. (3)遺伝的アルゴリズムによるスケジューリング問題の解法 GAのスケジューリング問題への応用はもっとも期待されている問題領域であり,本研究では巡回セールスマン問題,看護婦勤務スケジューリング問題およびジョブショップスケジューリング問題を対象に,コード化および交叉に工夫を加えた新しい解法を提案し,その有用性を確認した (4)報酬に遅れのある強化学習 報酬に遅れのある強化学習について,profit sharing法と呼ばれる重み割り当ての最適性について理論的に検討した.profit sharingにおける学習がもっとも困難な構造に対して最適性の必要な十分条件を導いた.本研究の成果は,従来,場当り的に設定されてきた信用割当てに対し理論的な基礎を与えるものである.
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Research Products
(8 results)
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[Publications] 中村 孝太郎,小林 重信: "事例に基づく操作的診断知識の生成および経験的診断知識の洗練化" 人工知能学会誌. 7. 810-819 (1992)
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[Publications] 山村 雅幸,小野 貴久,小林 重信: "形質の遺伝を重視した遺伝的アルゴリズムに基づく巡回セールスマン問題の解法" 人工知能学会誌. 7. 1049-1059 (1992)
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[Publications] 田中 賢,山本 雅幸,小林 重信: "高次結合バックプロパゲーションネットワークの能力について" 計測自動制御学会論文集. 28. 125-134 (1992)
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[Publications] 小野 貴久,中村 清彦,山村 雅幸,小林 重信: "不完全領域理論下での遂次的学習" 第15回知能システムシンポジウム資料. 175-180 (1992)
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[Publications] 太田 有人,山村 雅幸,小林 重信: "遺伝的アルゴリズムを用いたNurse Schedulin Problemの解法" 第16知能システムシンポジウム論文集. 123-130 (1992)
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[Publications] 宮崎 和光,山村 雅幸,小林 重信: "Classifier Systemを用いた環境適応システムの構築" 第16回知能システムシンポジウム論文集. 273-278 (1992)
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[Publications] 山村 雅幸,織田 悦子,小林 重信: "マルコフ解析によるSimple GAの解析" 日本機械学会第2回FANシンポジウム講演論文集. 383-388 (1992)
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[Publications] 山村 雅幸,小林 重信: "Building Block仮説の理論的考察" 第4回自律分散システムシンポジウム資料. 213-218 (1993)