1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04229222
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡田 光弘 慶応義塾大学, 文学部, 助教授 (30224025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西脇 与作 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30118989)
西山 佑司 慶応義塾大学, 言語文化研究所, 教授 (90051747)
石黒 英子 慶応義塾大学, 文学部, 教授 (30212872)
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Keywords | 内包的意味 / 内包論理 / 指示的意味論 / モデル理論 / モンターギュ意味論 / 多世界モデル / 様相 / 言語分析哲学 |
Research Abstract |
石黒が専門とする言語為論、可能世界意味論、西山が専門とする自然言語意味論、生成文法意味論、西脇が専門とするモデル論的意味論、岡田が専門とするモンターギュ意味論、プログラム言語意味論の最近の成果を用いて、言語と概念把握との関係についての論理的意味論モデルを形成することを平成4年度の目標とした。我々の方法論の特微は、概念把握、概念形成を言語の意味理解という観点から考察する点にある。特に、論理的意味論、言語分析哲学の基本的研究課題である「指示と指示対象」、「外延的意味と内包的意味」、「命題的態度」、「志向的意味」「modalityとmood」等の問題を通して、我々の概念把握の本質が論理的側面から考察された。特に、我々の概念把握は伝統的なタルスキー・カルナップ流の外延的モデル論的意味論ではとらえられないことがよく知られているが、上記の各問題の分析をとおして我々は外延的意味論にかわる内包論理を基本とする意味論体系を構築した。この意味論体系においては、我々の概念は内包的意味として表現されることとなった。より具体的には、伝統的モデル論的意味論をベースにして、各種の内包性、様相を多世界モデル意味論の手法を用いて導入し、外延的意味論の上に概念形成物の場を与えた。知識表現の枠組としては、一階論理式による通常の論理表現をモンターギュ文法論の手法を用いて高階の論理式表現に拡張した。平成4年度に形成された我々の意味論体系は、次年度(平成5年度)にUNOXワークステーション上で実装される。特に平成4年度において、この実装のための準備が行なわれた。又各言語表現に対応する可能世界を用いた概念表現から、特定の状況下での概念内容(内包的意味)を導出するための可能世界の選択理論を言語行為論を用いて構成中であり、これも次年度に実装化される予定である。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 岡田 光弘,渡辺 和恵: "Denotational Semanitics for Interogative Sentences in Japanese." The Korea-Japan Symposium on Compubational Linynistcs. 3. (1993)
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[Publications] 岡田 光弘,渡辺 和恵: "Montague Grammertical Analysis of Japanese Case Particles" The Korea-Japan Symposium on Compututational Linguestics. 3. (1993)
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[Publications] 西山 佑司: "役割関数と変項名詞句" 慶応義塾大学言語文化研究所紀要. 24. (1992)
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[Publications] 岡田 光弘: "Constructive Hierarchical Non-Monotonic Logic and Epistemic Logic" 慶応義塾大学三田哲学会編「哲学」. (1993)
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[Publications] 岡田 光弘 & P.J.Scott eds.(編集): "Proceedings of Montreal Workshop on Programming Language Theory" Center for Patterm Recogmition and Machine Intelligence of Montreal., (1992)