1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04235106
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 正之 東京工業大学, 工学部, 助教授 (60092566)
白川 友紀 筑波大学, 構造工学系, 助教授 (20112021)
吉田 紀彦 九州大学, 工学部, 助教授 (00182775)
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Keywords | 並列処理 / 有限要素法 / コンパイラ |
Research Abstract |
超並列処理の応用プログラムの具体的な試作を通じて,新しい並列処理パラダイムを設立するのが研究の目標である。本年度は,以下の各研究を行った。 (1)応用プログラムの開発:並列処理計算機AP-1000の上に以下のようなプログラムの試作を行い,その性能および並列性の評価を行った。・自動化有限要素法ソルバ:領域を指定すると,それを自動的にメッシュ分割して,方程式を立て,これを並列に求解して,結果を画示する。これらの処理を並列化した。並列化の効果は64プロセッサで約55倍と85%程度まで達成された。また自動メッシュ分割についても,効率よく実現できた。・自律分散処理:自律的な要素(例:人)の並列処理を実現した。このために,要素間での効率よい通信法が必要になるが,これを並列に連想的に実行する方式を考案した。・連立1次方程式:並列化に適していて,収束も速いマルチグリッド前処理付き共役勾配法を評価した。ほぼプロセッサ台数に比例した台数効果が得られた。 (2)MIMDizerの開発:既存の逐次型言語(例:C,FORTRANなど)を並列化するコンパイラを試作した。これまでのところ,データ並列についてリバモアループのコンパイルに成功している。なお,本コンパイラは,これまでのデータ並列コンパイラの処理に加えて,不規則な依存距離のループの並列化および,データ転送のベクトル化などによって,さらに並列化効果を上げる工夫をしている。 本年度はこれらの結果をふまえ,さらに応用プログラムの完備を図るとともに,並列プログラムのデータベース化ならびにダイレクトマッピングモデルの作成などを行う。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 中嶋: "セルオートマトンを用いた3次元火炎画像の生成手法" 電子情報通信学会論文誌 D-II. J75DII. 1747-1749 (1992)
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[Publications] 中嶋: "4方向からのスケッチ画を用いた立体の形状モデリング" 電子情報通信学会論文誌 D-II. J75DII. 565-572 (1992)
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[Publications] 中嶋: "マッピングブリミティブを用いたアニメーションキーフレームの疑似3次元中割法" 画像電子学会誌. 21. 3-11 (1992)