1992 Fiscal Year Annual Research Report
組織特異性ならびに細胞周期性をもつG1サイクリンの転写機構
Project/Area Number |
04249203
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
杉本 勝則 名古屋大学, 理学部, 助手 (90192616)
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Keywords | サイクリン |
Research Abstract |
組織特異性ならびに細胞周期性に転写されるサイクリン遺伝子の制御機構を明かにすることを目的として、出芽酵母のG1サイクリンの転写レべルを変化させる遺伝子の単離、およびG2サイクリン(サイクリンB)の転写レベルの解析を行った。 G1サイクリン(CLN3)の活性型変異CL6-2の機能を抑制する遺伝子HMD1を単離し、HMD1がCLN3のmRNAレベルを低下させる機能をも誠とこを明かにした。また出芽酵母には3つのG1サイクリンが同定されているが、HMD1はCLN3に特異的に作用することを見いだした。 また、出芽酵母のサイクリンBホモログを4個単離し、それらの細胞周期における転写レベルの変動を解析した。このうち2個はmRNAがS期に上昇し、残りの2個はG2期に上昇することを見いだした。このことは出芽酵母のサイクリンBにはS期およびG2期に機能する2つのタイプが存在することを示唆する。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Richardson.H: "Cyclin-B homologs in Saccharomyces cenevisiae en S phase and in G2" Genes & Development. 6. 2021-2034 (1992)
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[Publications] Valdivieso.M.: "FARI is regwted for posttradcsiptopnal regulation of CLN2 gene expression in response to mating pheromore" Molewlar and Cellulor Biology. 13. 1013-1022 (1993)