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1992 Fiscal Year Annual Research Report

ガングリオシド糖鎖認識プローブの開発

Research Project

Project/Area Number 04250101
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

飯田 静夫  東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00009987)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山形 達也  三菱化成, 生命科学研究所, 部長
内貴 正治  予防衛生研究所, 獣疫, 部長 (10020752)
谷口 直之  大阪大学, 医学部, 教授 (90002188)
杉田 陸海  滋賀大学, 教育学部, 教授 (20024937)
神奈木 玲児  愛知がんセンター, 病理, 部長 (80161389)
Keywordsガングリオシド / 糖鎖 / 複合糖質 / 糖脂質 / 糖タンパク質
Research Abstract

複合糖質の糖鎖プローブとして、複合糖質の糖鎖そのもの、抗体、結合タンパク質、糖転移酵素、分解酵素の研究を行った。
1。(1)デアミノノイラミン酸を含む全く新しいガングリオシドを発見し、構造を決定し、抗体による分布の検索を行った(井上)。(2)甲穀類、線虫類にマンノ脂質、ミミズにホスホコリンを含む新型のリン糖脂質が存在することを発見した(杉田)。(3)ヒト初乳からEーセレクチンに親和性の高いシアリルLe^a構造を持つオリゴ糖を分離し、血管内皮細胞との結合能を検討した。またヒト腸癌由来の培養細胞からシアリルLe^aを持つ糖タンパク質を得た(山科)。(4)培養癌細胞と活性化血管内皮細胞との接着実験から、シアリルSSEA-1は肺癌や卵巣癌の、シアリルLe^aは消化器癌の血行性転移に関与する結果を得た(神奈木)。
2。精製ガングリオシドを免疫原とする効率の良い抗体作製法を開発し、抗NeuGc含有ガングリオシド抗体を作製した。この抗体で検索した結果、ヒトメラノーマ細胞はヌードマウスで増殖させた時と違って、無血清培地で培養するとNeuGc含有ガングリオシドは検出されなっかた(田井)。3。精製したエンドグリコセラミダーゼとそのアクチベーターを培養細胞に作用させると増殖抑制が観察された。EGF受容体に作用させると、受容体のリン酸化が阻害される(山形)。4。大腸菌のK99繊毛は先端のサブユニットadhesinがGM3(NeuGc)を認識している。ミュータントの検索から繊毛のEまたはFサブユニットがadhesinと考えられる結果を得た(内貴)。5。(1)アスパラギン結合糖鎖に作用し、3本鎖構造を生合成するβ1-6N-アセチルグルコサミン転移酵素をヒト肺小細胞癌培養上清から精製した(谷口)。(2)ガラクトース転移酵素が培養癌細胞のゴルジ野から細胞膜に移動し、細胞外に放出されることを明らかにした(飯田)。

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Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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