1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04261102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
金久 實 京都大学, 化学研究所, 教授 (70183275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 義昭 基礎生物学研究所, 教授 (50132733)
米澤 明憲 東京大学, 理学部, 教授 (00133116)
美宅 成樹 東京農工大学, 工学部, 助教授 (10107542)
西岡 孝明 京都大学, 化学研究所, 助教授 (80026559)
松原 謙一 大阪大学, 細胞生体工学センター, 教授 (20037394)
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Keywords | ゲノム解析 / 配列解析 / 蛋白質・核酸の構造と機能 / データベース / ネットワーク |
Research Abstract |
重点領域研究「ゲノム情報」総括班では、6月11日と2月26日に総括班会議を開催し、研究計画の取りまとめと調整、研究の進捗状況の対する助言、研究成果の評価を行った。生物系研究者と計算機系研究者の交流を図ることを目的とした総括班の定期的な活動として、今年度もチュートリアルとワークショップを開催した。チュートリアルは7月2日に賢島研修センターで開催し、6名の講師が講義を行った。続いて班員による研究成果発表会を公開で開催し、3泊4日の泊り込み合宿の参加者は約120名であった。冬のワークショップは12月14〜15日に横浜パシフィコで開催した。4件の招待講演、25件の口頭発表、17件のポスター発表、20件のワークステーション発表、それに民間企業による12件のデモンストレーションと2件の展示が行われた。ワークステーション発表は今回からの新しい試みで、自作のシステムを実際に目の前のワークステーションやインターネット上のマシンで動かし、発表と討論を行った。約370名の参名者があり大変盛会であった。さらに本領域研究の成果を既存の学会活動の中で公表していくために、11月6日に大阪で生物物理学会シンポジウムを、12月9日に京都で分子生物学会ミニシンポジウムを企画・開催した。その他の広報活動としては、ヒトゲノム計画の内容を広く一般社会に紹介するためのパンフレットを作成し、ゲノム情報ニュースレターの第3号と4号を発行した。ゲノム研究のインフラストラクチャ作りとして位置づけているコンピュータネットワークの整備としては、東京ー京都間のスピードアップ、九州への接続、専用線ならびにISDN公衆回線による東京地区、関西地区の接続が行われた。ゲノム研究の現場が必要とするデータベースに関しては、本領域が組織したデータベース研究会で仕様を作成し、ヒトゲノム解析センターの事業として実際の構築を行っている。
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[Publications] Ogiwara,A.: "Construetion of a dicionary of sequence motifs that characterize groups of related proteins." Protein Eng.5. 479-488 (1992)
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[Publications] Ishikawa,M.: "Multiple sequence alignment by parallel simulated annealing." Comput.Appl.Biosci.9. (1993)
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[Publications] Suyawa,M.: "Enzyme-reaction database to search for amino acid sequence motifa among enzymes." Comput Appl.Biosci. 9. 9-15 (1993)
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[Publications] Suwa,M.: "The ovetical analysis of amino acid sequence of human dystrophin." Biochem.Byophys.Res.Commun. (1993)
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[Publications] Dohi,H.: "Gene View:Multi-langnage human gene mapping library with graphical user interface." Comput.Appl.Biosci. 9. (1993)