1992 Fiscal Year Annual Research Report
DNA組換えにおけるRuvA,B,Cタンパクの機能解析
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04262205
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
品川 日出夫 大阪大学, 微生物病研究所, 助教授 (40029799)
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Keywords | RuvAタンパク / RuvBタンパク / RuvCタンパク / ruvA遺伝子 / ruvB遺伝子 / ruvC遺伝子 / DNA組換え / Holliday構造 |
Research Abstract |
遺伝学的研究によって、大腸菌のruvA,ruvB,ruvC遺伝子の産物は相同的DNA組換えの後期温程に関与すると考えられている。私達は前年度迄の研究の結果、RuvAとRuvBタンパクは複合体を形成して組換え中間体であるHolliday構造の移動を促進する機能をもつという仮説をたて、本年度の研究によってこの仮説を証明した。又RuvCはHolliday構造を切断して組換え体を分離する特異的なエンドヌクレアーゼであることを前年度に証明したが、本年度は更にRuvCの性質を化学的に解析した。 1.RuvAとRuvBタンパクは各々4量体と2量体を形成し、この比率で、両者は安定な複合体を水溶液中で形成することを証明した。 2.合成DNAを用いて、Holliday構造のアナログである十字型DNAを作成し、RuvAがHolliday構造に特異的に結合する性質をもつ、RuvBはこの結合能を促進することを証明した。 3.RuvA-RuvB複合体は十字型DNAに結合して、ATPの存在下で二重鋭DNAを巻きもどして分離する活性(Holliday構造特異的ヘリケス)をもつことを発見した。 4.RuvA-RuvB複合体は、RecAタンパクによって形成されたHolliday構造に作用して、ATP分解のエネルギーを利用してHollidy junctianの移動させる(branch migration)活性をもつことを証明した。 5.種々の構造をもつDNAを作成して、RubCは十字型およびY型DNAに特異的に結合するが、切断するためには中央のコア部分にホモロジーが存有することが必要であることが示された。 6.RuvCのエンドヌクレアーゼ活性の至適pHは6〜9で、2価金属イオンが活性に必須で、高濃度の1価の金属塩は阻害的であることを明らかにした。
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[Publications] IWasaki,H.: "Escherichia coli RuvA and RuvB proteins specifically interact with Holliday junctions and promote branch migration." Genes & Dev.6. 2214-2220 (1992)
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[Publications] Shiba,T.: "Escherichia coli RuvA and RuvB proteins involved in recombination repair. pfysical properties and interactions weth DNA." Mol.Gen.Genet.(1993)
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[Publications] Shinagawa,H.: "SOS-inducible recombination repair genes.Products of ruvA,ruvB,and ruvC genes are Holliday Junction specific enzymes.in Proceedings of 11th International on Photobiology" Elsevier,Amsterdam, 5 (1993)