1992 Fiscal Year Annual Research Report
大学設置基準の大網化の下における教育者養成に関する総合的調査研究
Project/Area Number |
04301031
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
長尾 十三二 中央大学, 文学部, 教授 (90015412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 光 中央大学, 文学部, 教授 (90100453)
鈴木 慎一 早稲田大学, 教育学部, 教授 (00063545)
三輪 定宣 千葉大学, 教育学部, 教授 (80036665)
藤枝 静正 埼玉大学, 教育学部, 教授 (00008723)
柴田 義松 成蹊大学, 文学部, 教授 (60107464)
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Keywords | 大学設置基準 / 大学改革 / 教囲者養成 / 教員養成カリキュラム / 教員採用 / 教員養成課程 / 教職課程 |
Research Abstract |
15人の研究分担者の他に研究協力者を加えて3つの研究部会(A:教育者の地位・実践部会、B:教育者の養成・免許部会、C:教育者の採用・研修部会)を組織して研究をすすめてきた。具体的には下工の諸調査のための調査票の作成および教育者養成に関する国内外の最近の文献資料の収集と分析検討である。この中で、従来の教育者養成カリキュラムの問題点が多々明らかにされるとともに、新しい改善の試み(模擬授業、マイクロ・ティーチング、VTR利用等による実践的指導力の育成など)の資料や情報が得られつつある。また、社会教育・矯正教育等、教員以外の教育者の養成・採用のあり方や、それらの人々から見た学校教囲像についても意見・資料を収集し、教員の養成カリキュラム見直しの視点について示唆を得ている。 調査は次の三つの部分で構成されている。(1)教員に固有の力量とは何か、またその力量の形成に大学の教員養成課程が果たす弥割は何か、の原理的検討を目的とする調査-大学教員・教員養成課程履習中の学生・現職教員のそれぞれを対象とする。(2)各大学の現時点での教員養成カリキュラムの状況とその改定の動向を把握する調査-対象は大学。(3)大学の教囲養成カリキュラム改定との関連で、教囲採用選考試験の改善動向を把握する調査-対象は都道府県・政令指定都市教育委員会。平成5年度は、これらの調査結果の集計と総合的分析を行い、新しい時代に対応する教育者養成の標準的カリキュラムの試案作成という本研究の最終目的に向けて2年間の研究活動を集約し、研究成果を報告書にまとめて発表する予定である。
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Research Products
(2 results)