1993 Fiscal Year Annual Research Report
コンピュータと数学教育の係わりについての総合的研究
Project/Area Number |
04302006
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Research Institution | Osaka International University |
Principal Investigator |
竹之内 脩 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (20029375)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 敦 九州大学, 工学部, 教授 (80001866)
森本 光生 上智大学, 理工学部, 教授 (80053677)
寺田 文行 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063324)
一松 信 東京電機大学, 理工学部, 教授 (10027378)
藤田 宏 明治大学, 理工学部, 教授 (80011427)
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Keywords | コンピュータ / 数学教育 / 数式処理 / 数式の計算 |
Research Abstract |
大学における数学教育について、検討、討論の結果、次のような視点を得た。 1.従来は、計算ができること、が主要な問題であった。コンピュータが普及した現在、計算は、コンピュータにまかせて、数学の原理、応用の教育に眼目をもっていくことができる。従来は除外されていた楕円積分のようなもの、積極的に取り入れていくことが望まれる。 2.複素数の活用は大切である。微積分を実数の範囲に留めないで複素数まで考えることにより、広い視野とより大きな可能性を追求することができる。 3.解析学では、微分方程式が中心である。従来は、微分方程式というと、解を求めることが問題とされていたが、それよりも、微分方程式そのものから現象の解析へと向かうことが、現代的である。解の全体像を把握するには、コンピュータが重要な役割をする。そのことも、あわせて、扱っていく必要がある。 4.従来は、積分なども、重要なものを扱っていなかったきらいがある。しかし、数学の使われている姿を見れば、是非取り入れるべきものが、いろいとと考えられる。 5.正弦関数の無限乗積など、従来扱われていなかった材料であるが、解析学の一つの偉大な成果として、とりあげることが望まれる。 以上の観点を踏まえ、次年度においては、この視点に立った教科書の作成を検討する。 高等学校における数学教育について コンピュータをどのように活用していくかについて、多くの知見を得た。
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Research Products
(1 results)