1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04306002
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
井上 如 学術情報センター, 研究開発部, 教授研究主幹 (50114385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋爪 宏達 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (40172853)
根岸 正光 学術情報センター, 研究開発部, 教授 (90114602)
小山 照夫 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80124410)
大山 敬三 学術情報センター研究開発部, 助教授 (90177022)
安達 淳 学術情報センター, 研究開発部, 助教授 (80143551)
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Keywords | 学術用語 / 定義 / 学術用語集 / データベース / 検索 / 制定作業の効率化 |
Research Abstract |
学術研究の成果が広く流通し、正しく評価されるためには、研究成果を表現する際に用いられる用語の意味について研究者間で共通の認識があることが前提となるため、これら学術用語の定義を明確にすることが研究成果の流通のためには不可欠である。現在、このために分野ごとに学術用語集が編纂されてきているが、この編集作業は多大の労力・時間を要するものとなっている。そこで、本研究では、次のような段階で、従来の学術用語制定作業を分析、問題点等を明らかにした上で、作業の効率化・省力化の方法を開発する。 (1)従来から行われてきた学術用語制定作業を詳細に分析する。 (2)分析結果を基に現行の制定作業方法を評価する。特に、現在利用可能な電子計算機技術、資源等を勘案し、作業効率の面から評価する。 (3)評価結果を基き作業過程の効率化・省力化のために最適になるようなデータ処理システムの設計を行う。 (4)設計に基づき、パイロットシステムを作成し、評価する。 今年度は、学術用語制定作業の分析及び泌価を実施し、特に作業効率化の図れる点として、新規用語制定時の既存他分野における同様の用語の制定状況に関する調査に係る作業、制定原案の既存他分野との整合性及び学術用語制定原則との整合性の確認に係る作業、編集作業中の用語の確認・修正にかかる作木等が明らかになった。これらの効率化のため、編集作業における電子計算機の活用、既存学術用語のデータベース化及びその高度利用を中心とするシステムを設計し、特に学術用語データベースの多様な条件での検索及び表示を行う検索システムの開発を行った。
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