1992 Fiscal Year Annual Research Report
法律エキスパートシステムの開発研究--法的知識構造の解明と法的推論の実現--
Project/Area Number |
04351013
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Research Institution | Meiji Gakuin University |
Principal Investigator |
吉野 一 明治学院大学, 法学部, 教授 (50062162)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 浩郷 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (30208392)
原口 誠 東京工業大学, 工学部, 助教授 (40128450)
松本 恒雄 一橋大学, 法学部, 教授 (20127715)
加賀山 茂 大阪大学, 法学部, 教授 (20169379)
松村 良之 北海道大学, 法学部, 教授 (80091502)
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Keywords | 法律エキスパートシステム / 法律 / 法的推論 / 法的知識 / 知識ベース / 推論機構 / 人工知能 / エキスパートシステム |
Research Abstract |
本研究は、法的知識の構造を解明することそしてそれに基づいて法的推論を実現する人工知能としての法律エキスパートシステムのプロトタイプを開発することを目的として計画されている重点領域研究「法律エキスパートシステムの開発研究」の準備研究を行うものである。 上記重点領域研究を平成5年度から速やかに実施するため、以下のような日程で綿密な打ち合わせ会議ならびの公開シンポジウムを明治学院大学に開催し、研究の準備を進めた。 平成4年 8月15日-9月15日研給計画に関する意見交換と調査 9月18日総括班による全体会議の準備会議 9月25日総括班会議 10月24日-10月25日全体会議および 公開国際シンポジウム 10月25日総括班会議 平成5年 3月8日総括班会議 上記の会議に加えて、法的知識の表現形式、法的推論の実現方法、法律エキスパートシステムの必要機能等について、調査、準備の作業会議および検討作業を行った。 以上により、「法律エキスパートシステムの開発研究」の諸研究課題を具体的に確定するとともに、詳細な研究計画を策定することができた。また実質的な研究を部分的にスタートすることもできた。
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Research Products
(10 results)
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[Publications] 吉野 一: ""Knowledge Representation of Legal Expert System LES-3 wich Meta-inference"" Proc.Legal Knowledge and Legal Reasoning Systems. 1-9 (1992)
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[Publications] 桜井,吉野: ""Abduction in Legal Reasoning"" Proc.Legal Knowledge and Legal Reasoning Systems. 123-130 (1992)
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[Publications] 野村 浩郷: "文末表現から見た法律文の制限言語モデルについて" 1992年情報処理学会研究報告. 92. 75-82 (1993)
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[Publications] T.Yamaguchi,M.Kuremetsu: "¨Legal Knowledge Acquisition Using Case-Baced Reasoning and Model Inference¨" The fourth International Conference on AI and Law,to appear. (1993)
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[Publications] 松本 恒雄: "クレジットカードの紛失と立替金支払義務" 金融法務事情1331号. 76-79 (1992)
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[Publications] 松本 恒雄: "不当顧客誘引行為" 判例タイムズ793号. 43-53 (1992)
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[Publications] 原口 誠: "類推について" Fuzzy学会誌. 14. 43-57 (1992)
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[Publications] Toshihiko Ono,Makoto Haraguchi,Seiichiro Sakurai: "¨Metapher Understanding by Learning New Vocabularies¨" Proc.International Sysmposium on Natural Language Understanding and Artificial Intelligence. 190-195 (1992)
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[Publications] 桜井,原口,吉野: "抽象化に基づく学習とその法的知識護得への応用" 情報処理学会研究報告. 93. (1993)
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[Publications] 太田 勝造: "実態調査から見た和解兼弁論(弁論兼和解)" 商事法務研究会. (1993)