1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04352023
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
秋山 守 東京大学, 工学部, 教授 (60010732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大橋 弘忠 東京大学, 工学部, 助教授 (80185355)
藤井 直之 名古屋大学, 理学部, 教授 (60011631)
成合 英樹 筑波大学, 構造工学系, 教授 (70134210)
飯田 嘉宏 横浜固立大学, 工学部, 教授 (90005299)
井上 晃 東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (20016851)
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Keywords | 蒸気爆発 / エネルギー変換 / 相変化 / 火山爆発 / 原子炉事故 / 熱流体科学 |
Research Abstract |
蒸気爆発は、火山爆発や原子炉事故、金属工場・化学プラントの事故などの広い範囲に係わる現象である。これまでは、それぞれに対応する学問分野で別固に研究が進められてきた。本研究では、この蒸気爆発現象を、より普遍的な立場から横断的に検討し、その機構を明らかにするために、これまで各分野で畜積されてきた知見を総合し、重点領域研究に向けて研究の方向性と方法論について議論を行い、今後に必要な研待課題の整理を行った。 この1年の間に合謙5回の会合をもち、研究の現状と関連動向の情報交換・整理を進め、重点領域研究の研究課題と体制を構築した。諸分野にまたがる蒸気爆発に係わる問題を、新しい学術研究の側面と安全評価や対策に通じる産業的な側面の両者を勘案して整理し、 I.蒸気爆発の発生環境 II.蒸気爆発の素黄程 III.超高速非平衡熱流体科学 IV.蒸気爆発現象の評価法 の4件の計画研究としてまとめ、総括班とともに申請を行った。 研究会では研究発表と討論を行った他、原子力関係の大型実験設備やマグマ水蒸気爆発に係わる火山の視察を行い、相互理解の向上を図った。また、重点領域研究の開始に当たり、それぞれの研究分野の研究の現状をレビューし、今後の研究を展望するため、「蒸気爆発の動力学」シンポジウム開催し、成果をステータスレポートに取りまとめた。さらに、平成5年10月に国内外の研究者を集めて蒸気爆発に関する国際シンポジウムを開催することとし、プログラム作成、国外参加者の調整・連絡などの準備を行った。
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