1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04353010
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大塚 栄子 北海道大学, 薬学部, 教授 (80028836)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関根 光雄 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (40111679)
畑 辻明 東京工業大学院, 総合理工学研究科, 教授 (00016049)
金子 主税 東北大学, 薬学部, 教授 (40013833)
松田 彰 北海道大学, 薬学部, 教授 (90157313)
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Keywords | 核酸高次構造 / 核酸合成 / 核酸水素給合 / アンチセンス核酸 |
Research Abstract |
核酸の分子認識にはワトソン-クリック型水素結合が重要な役割を果たしている。これが複製や転写の機構の基本であることは論を持たないが、一方ではアンチセンスRNAというメッセンジャーRNAと相補的RNAが遺伝子の発現調節を行なっていることが発見されている。人工的に外部から相補的なオリゴヌクレオチドを加えて遺伝子やメッセンジャーRNAの発現を抑制する試みも行なわれているが、その際の水素結合形成についての詳細な研究はほとんどない。本研究は塩基配列の差による水素結合の性質の変化などを合成誘導体を用いて、分光学的方法などによって詳細に調べることを目的とし、有機化学者と物理学、生物学、臨床医学の専門家との討論を重ねた。その経果、RNA及びその誘導体の構造研究、非典型的核酸の高次構造の研究が必要であることが明かとなった。それらの研究には核酸合成を中心とする化学が、重点領域研究申請に向けて、研究課題とすべき問題点を討論した。同日午後には、研究課題のシンポジウムを行なった。演題は次ぎのとおりである。「核酸構造の多様性と水素結合」(阪大・蛋白研・教授・京極好正)「リボザイムの機能構造とその分子進化」(京大・理・教授・井上丹)「アンチセンス核酸の分子設計とその機能」(京都工繊大・繊維教授・村上章)「HIV-1ウィルス発現抑制剤としてのアンチセンス核酸への期待」(東京医科歯科大・医・教授・山本直樹)
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Research Products
(1 results)