1992 Fiscal Year Annual Research Report
「人間ー地球系」ー人間生年のための地球本位型社会の実現手法
Project/Area Number |
04353016
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
安井 至 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (20011207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茅野 充男 東京大学, 農学部, 教授 (10007677)
浦野 紘平 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60018009)
松尾 友矩 東京大学, 工学部, 教授 (80010784)
高月 紘 京都大学, 環境保全センター, 教授 (80026228)
中杉 修身 国立環境研究所, 総合研究官 (50109899)
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Keywords | 人間生存 / 地球環境 / 地球インパクト / 人間地球系 / 地球本位型社会 / エネルギー・資源 / 二酸化炭素 / セラミックス産業 |
Research Abstract |
平成5年度発足の重点領域研究「人間ー地球系--人間生存のための地球本暁型社会の実現手法」の研究体制の確立、すなわち、どのようなメンバーを計画研究に組み込むか、また、計画研究内部での役割分担をどのようにするか、研究発表をどのような形態で行うかなど、について計画研究の代表予定者と会議においてあるいは個々の機会において討論を行った。その結果、来年度からの計画研究の詳細が決定された。 具体的な研究も準備段階を経て少々進行させ始めた。具体的には、人間活動の地球負荷を定量的に把握するために必要な事項の検討を行い、具体的な検討方法に付いて提案を行える段階となった。これらの成果の一部は、環境科学会年会において発表した。このようなデータをデータベース化するに当たっては、既存のデータベース管理システムでは不十分であり、新たなシステムの必要性が判明し、今後は、特殊なオブジェクト指向型のデータベースを試作検討すべきであることが分かった。 データとしては、比較的単純な産業構造を有するセラミックス系企業を選択し、品目としては、セメント、ガラス、衛生陶器などを対象として、どのような原料を使用しているか、それらの原料の供給にあたっては、どの程度の輸送が必要であるか、必要となる工業用水の量、必要エネルギーの量を種類別(電力、重油、ガスなど)、排気中の酸化窒素、酸化イオウ、二酸化炭素の量、排水の量、固定廃棄物の量、必要な人力、装置に必要な物資の量、をデータ化した。その結果得られた収支図を、数値データとともに蓄積する作業を進めた。さらに、今後データ収集すべき対象となる品目についての検討を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 安井 至: "人間協動の地球環境負荷を考える" 金属6号. 63巻. (1993)
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[Publications] 坂井 博康,安井 至: "セラミックス産業の地球環境影響評価に関する研究" 環境科学会1992年会講演要旨集. 1A07 (1992)
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[Publications] 坂村 博康,小林 洋一,安井 至: "廃棄電気製品の環境影響評価に関する研究" 環境科学会1992年会講演要旨集. 2D06 (1992)