1994 Fiscal Year Annual Research Report
長期間の寝たきり状態がもたらす生理的余力の低下に対する対処法の実験的研究--特に骨代謝、筋肉代謝、起立性循環調節耐容能、有酸素的体力、軽度運動中の心臓血管系等への影響を中心として-
Project/Area Number |
04401018
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Research Institution | UNIVERSITY OF TOKYO |
Principal Investigator |
郡司 篤晃 東京大学, 医学部(医), 教授 (40075297)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 洋児 学校法人後藤学園, 講師
川久保 清 東京大学, 医学部(医), 助教授 (30152929)
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Keywords | ヘッドレスト / 骨代謝 / 筋代謝 / 起立性循環調節耐容能 / 有酸素的体力 / 心臓血管系 |
Research Abstract |
平成6年度は、平成4年及び5年度実施した研究事業のまとめの作業を行なった。それぞれ分担して研究内容を整理し論文にすることを目的とし、研究協力者とともに作業を進め、以下のような成果を得た。 (1)平成4年度に実施した研究を1冊の論文集にし、国際的な生理学雑誌に投稿し、すでに出版した。この雑誌は、スカンジナヴィヤの生理学学会の公式学術雑誌で、世界の生理学者に開放されている国際的に著名な雑誌である。 Acta Physiologica Scandinavica Vol.150.Supplementum 616,1994. このSupplementには、本研究の成果が11編の論文にまとめられ、掲載されている。 (2)平成5年度に実施した研究成果は、平成6年4月に「第2回身体不活動と健康シンポジューム」を開催、公表をした。このシンポジュームで多くの方々から得た批判及び意見を参照し、17編の論文にまとめActa Physiologica Scandinavicaに投稿する準備を進めている。(全論文が作成され、現在各論文につき最後の細かい検討をしている) (3)平5年度及び6年度の研究で十分明らかにされなかった点、新たに検討しなければ成らなくなった問題点、“寝たきり"予防の有効な方法に関する実際的プログラム内容などにつき洗い出し作業の結果、より多くの分野の研究者を加えた総合研究として研究を継続していく必要があるかという結論に達した。 本年度の作業は、以上のような成果を上げた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Gunji,Atuaki(編著): "Inactivity and Health-Effect of Bedrest on Health-" Acta Physiologica Scandinavica,Suppl.616.150. 1-114 (1994)
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[Publications] Gunji,Atuaki(編著): "Inactivity and Health-Effect of Bedrest on Health(2)-" Acta Physiologica Scandinavica,Suppl.(Accepted). (1995)
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[Publications] Suzuki,Yojiほか8人: "Regional Change in Muscle Mass and Strength Fop11pwing 20 Days of Bed Rest,and the Effects on Orthostatic Tolerance Capacity in Yung Subjects." J.Gravi.Physiol.1(1). S57-S58 (1994)
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[Publications] Suzuki,Yojiほか4人: "Effects of Daily mild supine exercise on physical performamce capacity after 20 days bed rest in young persons." Acta Astronautica. 33. 101-111 (1994)