1992 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
04402006
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
長島 順清 大阪大学, 理学部, 教授 (90044768)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀧田 正人 大阪大学, 理学部, 助手 (20202161)
幅 淳二 大阪大学, 理学部, 助手 (60180923)
山中 卓 大阪大学, 理学部, 助教授 (20243157)
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Keywords | CP非保存 / 光電子増倍管 / CsIカロリメータ / データ収集システム |
Research Abstract |
1.光電子増倍管とベースの開発 1994年からの実験に用いるCsIカロリメータ用の光電子増倍管の開発を浜松ホトニクスと共同で開発を行なった結果、ようやく増幅率5000で30mA以下のパルスに対して非線型性が0.5%以内という厳しい仕様を満たすものがようやくできた。現在、初めの約300本が生産されている。また、これからできてくる総数2000本以上の光電子増倍管の受取試験を行なうための装置の設計を行ない、窒素レーザなど必要な装置を購入した。現在、その各部分の性能試験を行なっており、春には光電子増倍管を1本ずつ試験する装置を組み立て、夏からは同時に20本以上同時に試験できるようにする。光電子増倍管のベースについては、2社と共同開発を行ない、これも平均アノード電流50μA以下で増幅率の変動が0.5%以下という厳しい仕様を満たすものができた。この開発のために約0.2%の高精度で増幅率のレート依存性を測る試験装置も阪大で作った。ベースは1993年から大量生産に入る。 2.超高速データ収集システムの開発 システムの骨格となるVMEクレート、モジュール、ワークステーション及びVMEとのインターフェースがようやく手に入り、既にデータの簡単な読み出しはできた。これから各ハードウェアの性能試験、ソフトウェアの開発を行ない、夏にはデータをFASTBUSからVMEメモリー、ワークステーションを通してテープに書けるようにする。また、システムに必要なVMEメモリー用の特殊回路の開発もFermilabと共同で行なっており、夏前にその性能評価を行なう。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] L.K.Gibbons et al.: "New Measurements of the Neutral Kaon Parameters Δm,ι_<s′>Φ_<00>-Φ_<+->,and Φ_<+->." To be published in Physical Review Letters.
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[Publications] L.K.Gibbons et al.: "Measurement of the CP-Violation Parameter Re(ε'/ε)." To be publeshed in Physal Review Letters.
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[Publications] G.E.Graham et al.: "Search for the Decay K_L→π^0νν." Pyhsics Letters B. 295. 169-173 (1992)
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[Publications] K.S.Hirata et al.: "Search for Neutrino Induced Low-Energy-Electron-Event Clusters in Kamiokande II" Physical Review D. 45. 3355-3360 (1992)
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[Publications] A.Okamoto et al.: "Measurement of Forward-Backward Asymmetry of Charmed Quark in e^+e^- Annihilation at √<s>=58.5 GeV" Physics Letters B. 278. 393-398 (1992)
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[Publications] J.Haba et al.: "A New Method to Remove Helium Impurity from a Xenon Filled Detector with a Membrane Gas Separator" Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A. 303. 346-349 (1991)