1992 Fiscal Year Annual Research Report
数値解析による空調空間の局所領域の熱・空気流動解析とその動的最適制御
Project/Area Number |
04402043
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
村上 周三 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
持田 灯 東京大学, 生産技術研究所第5部, 助手 (00183658)
加藤 信介 東京大学, 生産技術研究所第5部, 助教授 (00142240)
村上 周三 東京大学, 生産技術研究所第5部, 教授 (40013180)
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Keywords | 空調空間 / 最適制御 / 数値解析 / 室内気流 / 熱・空気流動 |
Research Abstract |
本研究は室内空間における局所領域の空調による環境調整の動的最適制御を行うシステムを高精度で固定する方法を開発することを目的としている。本年はOA空間、アトリウム空間等を対象として、精密な流れ場の模型実験と乱流シミュレーションを行い、負荷変動、空調制御(吹出風量温度差の変動)、室内に設置された障害物などによる室内の流れ場の変動を分析し、これにより局所領域の環境形成の構造を解析した。ここでは、選定したモデル室内の流れ場、温度場、汚染質拡散場に関し、空調制御(吹き出し風量、温度差の変動)など各種変動要因の影響を検討した。特に、環境制御の主柱を成す吹出し空気の室内での分配を示す換気効率とこれら変動要素の関連を詳細に解析し、各々の典型的な空調方式の各モデル室内の局所領域における環境制御特性を検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Shinsuke KATO,Shuzo MURAKAMI,Hikaru KOBAYASHI: "NEW SCALES FOR EVALVATING VENTILATION EFFICIENCY AS AFFECTED BY SUPPLY AND EXHAUST OPENINGS BASED ON SPATIAL DISTRIBUTION OF CONTAMINANT" International Symposium on Room Air Convection and Veirlilation Effectiveness. 321-332 (1992)
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[Publications] Tomoyuki CHIKAMOTO,Shuzo MURAKAMI,Shinsuke KATO: "Numerical Simulation of Vauocity and Temperature Fields within Atrium based on Modified κ-ε MODEL Incoporating Damping Effect due to Thermal Strafification" Intermational Symposium on Room Air Convection and Ventilation Effectiveness. 660-667 (1992)
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[Publications] 小林 光,村上 周三,加藤 信介: "不完全混合室内における局所領域の換気効率の同定に関する研究(その1)室内における空調吹出口と排気口の勢力範囲の固定" 日本建築学会大学学術講演梗概集(北陸). 539-540 (1992)
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[Publications] Shozo MURAKAMI: "Prediction,analysis and design ofr indoor climate in large enclosures" Room Vent 92.1-27 (1992)
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[Publications] 崔 梗皓,村上 周三,加藤 信介,北村 規明,丹羽 勝巳,小林 光: "座席吹出空調に関する研究(その1)実験装置と可視化実験" 空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. 309-312 (1992)
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[Publications] 北澤 智一,村上 周三,加藤 信介,田中 俊彦,崔 梗皓: "床吹出OA空間における効率的顕熱排出に関する研究(その11)ペリメータ負荷がある場合の実験と数値解析(I)" 空気調和・衛生工学会学術講演会講演論文集. 281-284 (1992)